古典的な経済学の「合理的経済人」があまりに非現実的であることはよく見聞きするが、それを科学的に説明するのが行動経済学。そんな行動経済学を面白おかしく説明している書籍です。
社会的規範とか、性的興奮の影響とか、微妙な人間の感情をうまく実験に落とし込んで統計を取っているのが面白い。どっちかというと実験の結果の評価よりも、実験の「そこまでやるか」感が面白いというところがありますが。
人間の行動は古典経済のように合理的ではないので、そこをきちんと理解することが人生を楽しくするコツでもあるし、新しい商機もあるんだろうな、という読後感です。
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