『海街diary』
亡くなった父に起因する複雑な家庭環境で、しっかり生きていく3姉妹+1という姉妹の物語。
母(大竹しのぶ)に見放されたのに、かえって意地になって「キチンと」生きていく長女(綾瀬はるか)の描写が絶妙。
映像じたいは静かに淡々と進みます。地味な映画の印象です。
家庭環境が複雑だと、私って生まれてきてよかったのか?私の存在によって誰かを不幸にしているのでは?なんて思いが胸の奥の方にありながら人と関わるんだな。これが、解釈を加えることなく所々物語の中に置かれているのが物語の中肝になっているのでしょうか。
タイトルの「海街」は鎌倉。ストーリーと本質に鎌倉は関係ないけど、海岸、山と寺と緑、ローカル線(江ノ電)と、映画にすると絵になる街だなあ。
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