王座戦第5局の大盤解説会に行ってきた
▲羽生善治王座(4冠) - △佐藤天彦八段 の対局。対局所は甲府のホテルですが、東京でも日経本社ビルで大盤解説会が開催されました。解説:佐藤康光九段 聞き手:清水市代女流六段という豪華な解説陣です。
18時から大盤解説会が開始されましたが、僕が会場に着いたのは19時過ぎ。対局者の夕食休憩が終わり対局が再開されてすぐぐらいです。
その頃の会場をツイートしている人を見つけたので↓
大手町の日本経済新聞本社2階にあるスペースNiOにいます。
王座戦五番勝負の第五局の大盤解説会。佐藤康光九段の解説。
羽生王座の防衛か佐藤天彦八段のタイトル奪取か。横歩取り。
午後7時15分から解説再開ですが、ここ、暑いなあ。 pic.twitter.com/pDJYfV37zq
— Katsunori Iwasaki (@k_iwap) 2015, 10月 26
場所は、大手町の日経東京本社の2階にあるオープンスペース「SPACE NIO」。「大盤解説会」ですが、実際には大盤は使わず、KIF for Windowsをプロジェクターで映すというもの。日経らしいし、このほうがわかりやすいね。会場には200席のところ300人くらい集まっているという感じでしょうか。立見客もけっこういました。僕も最初は立ち見でしたが、途中で近くで座っていた人が帰ったので、その席に座ることができました。
解説は、清水六段の質問に対し、佐藤康光九段がいろんな手を試してみるというのが基本。手が遅い場面では、佐藤康光九段が自分の解説会での失敗ネタや、羽生王座のキャラクターについて語ったりしてて、観客を笑わせる場面もありました。
佐藤天彦八段の58手目△2六香について佐藤康光九段の評判が悪く、ここからは一気に後手玉を寄せる手順の説明。で「イヤな感じ…いえ、羽生王座のことが嫌いでイヤと言っているのではないですよ」など。先手の攻めが切れる逃げの手順を探し、そこから持ち駒の多い後手佐藤天彦八段が一気に先手玉に迫れるかを一生懸命探すという解説会に進行になりました。
21時12分、佐藤康光九段が後手の攻めが成立するか調べているところで佐藤天彦八段投了の速報。あ、投了ですか。ということで、大盤解説会は観客の拍手をもって終わりました。
大盤解説会、なかなか楽しかったな。生で棋士と女流棋士を見ることもできたし。