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2016年1月の16件の記事

2016.01.31

『古川亨のパソコン秘史』

アスキー取締役マイクロソフト日本法人社長を務めた古川亨の、昔を振り返るエピソード集。

PC-9801以前のパソコン黎明期に、その世界の中心でワイガヤでいろんなものを作っていた人たちを描いたエッセイ。面白かったんだろうなと思う反面、超天才でなければその輪に入れない雰囲気まで伝わってきて、ちょっと怖い。その「超天才」の中でもピカイチだったんでしょうね、この本の著者。

書き散らかしている感触があり、一冊の書籍としての完成度は低く感じますが、古川氏の記憶を、きちんとパソコンの歴史の記録として残しておくのに重要な本という位置付けなのではないでしょうか。


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2016.01.28

『日本を拓いた男たち』

江戸時代の新田開発に取り組んだ商人の物語です。

小説家が書いたものではなく、定年引退後のサラリーマンが郷土歴史に興味を持って調べたことを物語に仕立てたもの。なので、126ページと、比較的短いものです。日経新聞朝刊最終面でこの著者の記事があったので、興味を持ってKindleで探したものです。(オーナーズライブラリで無料でした。)

江戸の大火での木材販売で財を成し、新田開発に投資する、比較的バクチ的な手法で砂村新田(現 江東区南砂など)を開発した砂村新左衛門の物語です。土木技術を身に付け、江戸の拡大に寄与した、日本の近代化の隠れた功績者だと思います。なるほど、こういう人物もいたのだと、知見を広げることができました。


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2016.01.27

『歩のおそはや』

高校の将棋部を扱った小説。ジャンルとしてはジュニア小説とラノベの中間くらいの位置づけと感じた。

将棋初心者で何をしていいかわからない高校2年生と、プロを目指していて挫折した高校1年生が一緒に部活をしていく、成長物語です。

将棋のコミックや小説は、挫折から復活して成長するストーリーが多い気がします。この本もその流れ。精神的な勝負を繰り返す将棋は、本気で取り組めば取り組むほど挫折も大きくなるんだろうなと思います。

とっても、文体は軽いので、気軽に読むことができる小説です。


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2016.01.24

雪が少し残る永山への道

1月24日の日曜日、大雪から5日ほどが経ちました。永山に用事があったので、徒歩でいくことに。

谷ツ公園の梅が、すでに咲いています。咲いてから雪が降るなんて。

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谷ツ公園の中央部は、まだ雪が全面に残っています。

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よこやまの道からはるひ野を望む。5丁目の住宅の屋根にはまだ雪が残っていますね。

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弓の橋からよこやまの道の北斜面。

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多摩ニュータウンの遊歩道は、ほとんどが歩きやすく除雪or解けています。

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日陰のところだけは、残っちゃっていますね。

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ブリリア多摩ニュータウン(旧 諏訪2丁目団地)を通ったのですが、1階のコンビニは閉店してしまっていました。多数の住居がある場所でのコンビニなので需要があると思っていたのですが、それほど利用がなかったのでしょうか。平日午前は年配の人たちのたまり場になっていたのに。

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2016.01.21

五島美術館

野毛の五島美術館へ。

開かれている展覧会は「茶道具取合せ展」と、所蔵品からピックアップした、ほぼ常設展。それでも、鼠志野や織部などの名品を静かに見ることができる場所は貴重。茶碗、茶入れなど堪能。今回は茶入れが多かったような気がする。書については、秀吉がお祢に宛てた手紙がわざわざ掛け軸になって展示されているところが何とも…やめたれよ。これで一昨年の大河ドラマ「官兵衛」や利休に訪ねよ、荒木村重本などを思い出し、この手の茶道具がどれだけ戦国大名を狂わしたんだろうと思いながら鑑賞する楽しみもありました。

展示を見終わって、庭園に。展示室裏の芝生にはまだ雪が残っていました。

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庭園内には富士見亭を名乗る茶室があるなど、遠く富士が望む立地なのですが、今は二子玉川駅周辺の再開発でビルばかり望むようになりましたね。でも、ビルの間にチラッと富士。

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庭園を散策したのですが、崖地には雪は残っていませんでしたね。鯉も元気で人に寄ってきます。(エサはあげませんよ) 崖下に出口専用の門があったので、ここから二子玉川に向かうことにします。


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二子玉川駅南口は「二子玉川ライズ」として大規模再開発されており、行列ができている飲食店なんかもありました。仮設のスケート場なんかもあり、休日は大にぎわいなんでしょうね。

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お洒落な街を後にして、南武線に乗り込んで帰りましょう。

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2016.01.18

電子ピアノを導入

娘がピアノを習いたいと言い出していて、ようやく先週にピアノの先生と面談ができました。で、個人教室に通うことに。ピアノ教室に通うことになると問題になるのが、自宅へのピアノ設置です。

今までピアノっぽいのはこれだけ。
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うちで「アンパンマンピアノ」と呼んでいる玩具です。ねこふんじゃった♪も弾けません。たぶん、ピアノ教室の宿題も無理。


一昔前はピアノの練習には最低限アップライトピアノが必要で、設置場所や重量(200kgくらい)、騒音、購入費用などとても負担が大きいものでした。でも今は電子ピアノがある。それも一昔前の電子音のものではなく、グランドピアノの音をサンプリングしたちゃんとした音色、複数センサーによるキーボード反応など、汎用技術の集積でかなり安価でコンパクト(40〜70kgくらい)でそこそこのものが手に入る時代になっていてホッとしています。

娘は5畳の部屋にベッドと机を置いているかなり酷な子供部屋なのですが、そこに電子ピアノも置こうと計画。幅1400mm(88鍵だと、それくらい)はなんとか確保できるのですが、壁とベッドの間が810mmしか確保できません。そのためになるべく奥行きの短い機種を選定。安価な電子ピアノだとカシオ、ヤマハ、KORGが候補なのですが、KORGの奥行きは351mmと他の物より大きく、候補から外しました。

で、ヤマハARIUS YDP-S31カシオPrivia PX-760を検討したのですが、娘が「白いのがいい」というのでカシオに決定。

じきに、うちに届きました。41kgの大きな梱包です。これに、本体とスタンドが入っています。荷役を考えたら分割梱包の方がいいのでは?と思ってしまうのですが。

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組み立て。1時間ほどで組みあがりました。スタンドに本体を乗せる作業だけは、妻に手伝ってもらいました。

無事に部屋に設置。白いので狭い部屋でも圧迫感がないのがいいですね。

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電子ピアノとしては最低ランクの品物なので、娘がピアノに本気になったら数年でアップグレードを要求される可能性もあるのですが、そのときはまた考えましょう。

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2016.01.17

ガルパンはいいぞ

『ガールズアンドパンツァー 劇場版』を映画館で観てきました。

Amazonプライムビデオでアニメ版が公開されていて、子どもらがなかなか気に入った様子。昨年末ごろから映画を上映していることもネットで知ってたので、じゃあ子どもらを連れて見に行くかと思い立ち、先週の日曜日に立川まで出掛けました。(立川と新宿以外はレイト上映しかなく、子どもらを連れて行けない。)そうすると何と、夜まで満席!近所の映画館で上映してないからマイナー映画だと油断してたら、大人気映画でした。

気を取り直して、週中に予約をして再度立川に。周囲は30台男性を中心としたオタクばかりです。こっちは小1女子もいる子供連れなので、とても場違い。小4男子はポケモン的な、小1女子はプリキュア的な映画だと思ってるガルパン、実際はミリタリ×JKというオタク狙いな作品なんだよね…(一部ではキモオタ呼ばわりされてるし)

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で、上映開始。最初から戦車の激しい撃ち合い。自宅のテレビで観るのとは違い、映画館ならではの巨大ウーハーなども備わっているので、砲撃の音の空気の振動を身体じゅうで受け止めることになります。これが、かなりの迫力。この映画、ストーリーはオマケで、戦車の砲撃戦の画面展開と迫力を楽しむものだと感じました。この衝撃に2時間いるだけで、立川まで2回も来た甲斐があったというものです。

小4の息子も、小1の娘もかなり楽しんだ様子。他に家族連れはいませんでしたが、家族連れでもガルパンはいいぞ。


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2016.01.15

『人質の朗読会』

外国の山奥の観光地での人質事件の人質たちが、自分の人生を振り返ったエピソードを一夜に一人、朗読するというシチュエーションで、その朗読内容が短編小説的に描かれています。

それぞれ、特異なエピソードが繰り広げられます。渾身のエピソード。生命の危機にある状態で振り絞った人生観を、本気でぶつけた感じが伝わってきて、面白いやら重いやら。

僕が同じシチュエーションなら、どんなエピソードをどう朗読するか。まったく想像がつきません。実際には文章の素人がこれだけの文章を書き上げるのは無理で、どうしても小川洋子の文章力が発揮されてしまっています。しかし、小川洋子にしても、人生の危機における半生のエピソードを描くというのは冒険で、かなり難しいことに挑戦したんだろうと感じます。それだけに、読後にじわじわと襲ってくる感動は、なかなかのものでした。



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2016.01.14

神奈川県立近代美術館鎌倉館

神奈川県立近代美術館鎌倉館が今月いっぱいで閉館と聞いて、行ってきました。

鶴岡八幡宮の敷地に美術館があることは知識としては知っていたのですが、鎌倉に観光やサイクリングで行った時には美術館なんて眼中になく、いつも横を素通りしているだけでした。あの空間には何があるの?という感覚。閉館を聞いて、ようやく美術館を目的に足を運ぶことに。

朝の小町通りを抜け、鶴岡八幡宮の西側から美術館へ。

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正面に大階段。坂倉準三らしい、昭和中期の建築設計。


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美術展自体は、鎌倉館を振り返る展示。鎌倉館が今まで取り上げてきた企画展などの活動を、取り上げた画家を軸に整理したものです。近代美術の学問的な視点から美術を取り上げると、こう整理されるんだなというのが感想。

2階の廊下から見下ろした中庭。

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2階には喫茶室があり、そこからは鶴岡八幡宮の池を見下ろすことができます。僕が頼んだホットワインと、妻が頼んだホットレモネードです。写真の奥に、鶴岡八幡宮の鳥居が見えます。

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1階に降り、池の畔のテラスへ。天井に、池の細波が映ります。ゆらゆらと美しい。


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時間があったので、鎌倉別館に。こちらはバリアフリーも考えられていて、今風の美術館です。屋外の彫刻展示も、芸術のゆとりを感じます。

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帰路に、鶴岡八幡宮へ。参拝を終えて参道の階段を降りると、大銀杏の切り株が。鎌倉の象徴的な木だっただけに、残念な姿です。


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境内から舞台と拝殿を望む。


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池越しに見た、鎌倉館。


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子どもらが下校するまでに家に帰らなくてはならないので、のんびりもしていられません。急いで帰りましょう。


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2016.01.13

『鉄道と国家』

鉄道と政治の関係を解説した新書です。

明治の鉄道開設期、明治後期〜大正頃の軍部との関係、東海道新幹線の開通、新幹線の輸出など、政治が鉄道の方針に大きく影響を与えていることが描かれています。

副題にある「我田引鉄」も、なかなか面白く描かれている。特に大船渡線はヒドいですね。この政治駆け引きがなければもっと便利な路線になって、震災後の全通にも見通しが付いていたのではないでしょうか。

最近の新書にしては文が固く長いので、昔の小難しい新書を読んでいる感覚になってしまいますね。鉄道系エンタメ新書を期待していたのですが、けっこうマジメ系の読書になってしまいました。


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2016.01.11

カムイみさかスキー場に行ってきた

スタッドレスタイヤも装着したので、車でスキーに行ってみたい。(娘も小学生に上がりスキーに行きたがるので、新幹線スキーだとお金が掛かってしまうのでスキーは車でしかいけない経済的事情もありますね。)

妻が運転免許を持っていないため、あまり長距離は運転したくないと、自宅から近いスキー場を探したら、山梨県内に「カムイみさかスキー場」というのが見つかりました。「首都圏から80分」と、近い事をアピールしていますね。

三連休の初日、1月9日に行く事に。家を7時過ぎに出発という、かなりナメた出発。明るくなってから出発するなんてスキーは初めてですね。府中スマートから中央道を1時間ほど走り、笹子トンネルを越えた一宮御坂から御坂道を走ります。周囲には雪なんてなく、スキー場に向かう光景ではありません。

で、駐車場
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ご覧の通り、駐車場すら雪がありません。全行程ドライ。装着したスタッドレスは全くの無意味。

娘は初心者スクールに入れ、妻と息子と3人で初心者ゲレンデ。ゲレンデの光景はこんな感じ。
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ゲレンデに雪はありますが、周囲の山には全く雪がありません。雪があるのは遠くの南アルプスだけ。このゲレンデは人工雪だとは聞いていたのですが、自然雪ゼロのオール人工雪だとは。まあ、首都圏に近い標高の高い北斜面に人工雪を撒くというコンセプトは正しそうです。

残念ながら、雪面はアイスバーンが多く、その上にかき氷が乗っている状態。雪のフカフカ感は全くありません。関西出身の僕は若い頃によく経験した雪質(神鍋やハチ北はほぼアイスバーンでした)なのですが、ガーラ湯沢の雪がスキー場だと思っている息子には辛かったようで。

それでも、半日たっぷり遊んで、昼過ぎにゲレンデから帰路に。帰りも2時間弱で帰ってきたので、明るいうちに帰宅。

雪質にちょっと不満があるものの、お手軽な日帰りレジャーとしてはアリなのかなとという日帰りスキーでした。

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2016.01.10

スタッドレスタイヤを装着する

新車を買ってから8年半。まだ17,000kmしか走っていないのですが、経年劣化が気になります。経年劣化で一番きになる部品が、タイヤ。新車に装着されていたものがそのまま。幸い駐車場は日光が当たらず雨もかからないのですが、外気には接しているため、もう交換期限が過ぎてますよね。

というわけで、自動車部品販売店でタイヤ交換。何を履くか?ということで考えたのが、冬用タイヤであるスタッドレスタイヤ。ほとんど雪道なんて走らないのですが、走るときにタイヤチェーンもけっこう面倒なので、たまにのためにでもいいかなと。で、スタッドレスタイヤを履くと困るのが、ノーマルタイヤとのタイヤ交換と保管場所。じゃ、ノーマルタイヤを買わなければいいのでは?と思ったのです。夏も、継続してスタッドレスタイヤを履くという選択。

スタッドレスタイヤを夏に履くデメリット
(1) 磨耗が早い
(2) 燃費が悪い
(3) ハイドロプレーニングが発生しやすい
(4) 制動距離が長くなる
(5) ロードノイズ

あたりでしょうか。ただ、年2,000kmも走らない僕には(1)(2)はほぼ無関係ですね。(3)(4)(5)についても、冬場に市街地を走るときと同条件なので、その条件を夏にも適用するということです。逆に言うと、夏冬履き替え運用の人の、夏場に得られるメリットを放棄するだけだと。まあ…夏場の半年間なら1シーズン1,000km程度なわけですから、放棄してもしかたないかな。

というわけで、春先に気が変わらなかったら、そのまま通年スタッドレス運用になりそうです。

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『あなたの声に応えたい』

新宿有隣堂のいろんな仕事をテーマにした本棚で見かけた本。コールセンターのオペレーターという職業が物語の軸です。

沖縄出身で、東京の短大を卒業し東京でOLをしていたものの「都落ち」してしまった20代女性。仕方なく選んだ沖縄でのコールセンターでの契約社員の仕事で、苦しみながら成功していく姿を描いたものです。

作者はトランスコスモスでのヒアリングをもとに、リアリティのあるコールセンター業務を描いています。オペレーターの人格をわざと消し去り、匿名化したオペレーターを効率良く回すコールセンター。ここまでやられると、オペレーターは本当に歯車化されていると感じます。仕事に人間味がない。私の勤務先は人間味を提示する事で事業が成り立っている部分がかなりあるので、その対極にある職場の描きかたに驚きすら感じます。


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2016.01.02

『羽生善治×川上量生「羽生さんはコンピュータに勝てますか?」完全版 』


ドワンゴ会長の川上量生氏と将棋のトップ棋士である羽生善治の対談記事の書籍化。
年始の新聞を読むと、コンピュータ対人間のボードゲームの関心が将棋から囲碁に変わってしまったように感じます。将棋ではコンピュータが人間を超えたという世の中の認識なんでしょう。ただ、みんなが認めるトップ棋士である羽生善治はコンピュータとの公式対局を指してないんですよね。川上氏もそこは認識していて、だからこそこの対談で、結論としては羽生善治にコンピュータ対局を促す対談なんですよね。



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レコチョクのUI



近所の人が、パソコンをWindows10にアップデートしたらレコチョクが使えなくなったということで、パソコンを見せてもらうことに。

この時点で、レコチョクってのがどんなサービスなのかわかっていませんでした。音楽を買うサイトってだけの認識。

パソコンを見せてもらって、状態を確認。

・お使いのPC標準ブラウザはchrome。
・レコチョクで購入した楽曲はWindows media playerで視聴
・レコチョク楽曲購入はブラウザ上で行う
・購入済み楽曲は.m4aファイルがダウンロードできる
・単に個別ファイルをダウンロードすると、ブラウザ標準のダウンロードフォルダに落ちる
・「レコチョクダウンローダ」というアプリが裏で動いている状態でブラウザ上の「ダウンローダでダウンロード」をクリックすることで、複数フォルダの一括ダウンロードや指定フォルダへのダウンロードなど便利機能が使える。
・レコチョクダウンローダはsilverligh上で動く

まあ、裏で動いているアプリとsilverlightで連携ってのが、今やどうしようもない仕様となってしまっているのでしょうね。chromeもedgeもsilverlight対応してないですから。また、裏でアプリを起動しておいてブラウザで操作ってのも、複雑すぎると思います。

スマホはアプリがあるようですが、パソコンもアプリを作っちゃった方が楽だと思うんだけどなあ。レコチョクで買ってiTunesやWalkmanで聴く人用に、単体ファイル操作をユーザーにしてもらう仕様なんだろうか?

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2016.01.01

『将棋・完全序盤ガイド 振り飛車編』


先月読んだ将棋・完全序盤ガイド 相居飛車編に先行して出されてた本。振り飛車定跡はあまり知らず、相手に指されても舟囲い対抗形でしのげばいいと思っている程度に振り飛車のことは知らない。でも相居飛車編の本が良かったので、振り飛車編も買い(Kindleにダウンロードし)読みました。

この本で取り上げられてるのは、ゴキゲン中飛車、石田流、先手中飛車、角交換四間飛車です。ゴキゲン中飛車や石田流はたまに相手に指され、対応がよくわからないまま負けちゃうことが多いですね。先手中飛車は相手が先手番なのにゴキ中?と思うことがあるのですが、ちゃんと別の戦法なんですね。角交換四間飛車も知らなかった戦法ですが、えっ、このタイミングで角交換するの?と思う対振り飛車戦に出くわすので、実はこの戦法ですね。

振り飛車は居飛車ほどガチガチに定跡が整備されてなく、手が広く好きに指せるイメージが強いのですが、藤井猛など振り飛車研究家は深く研究し、次々に新しい戦法を編み出しているのですね。これを「歴史」という順で本書で紹介されているので、本書の知識があれば対振り飛車の棋戦鑑賞も面白くなりそうです。

今回は「戦法わからないなあ」と思いながらザッと流し読みしたのですが、振り飛車研究の面白さが伝わってきました。時間があるときに本書の主要局面を盤に並べ、示されている変化を駒を動かして確認したら、かなり理解できるかな。


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