神奈川県立近代美術館鎌倉館
神奈川県立近代美術館鎌倉館が今月いっぱいで閉館と聞いて、行ってきました。
鶴岡八幡宮の敷地に美術館があることは知識としては知っていたのですが、鎌倉に観光やサイクリングで行った時には美術館なんて眼中になく、いつも横を素通りしているだけでした。あの空間には何があるの?という感覚。閉館を聞いて、ようやく美術館を目的に足を運ぶことに。
朝の小町通りを抜け、鶴岡八幡宮の西側から美術館へ。
正面に大階段。坂倉準三らしい、昭和中期の建築設計。
美術展自体は、鎌倉館を振り返る展示。鎌倉館が今まで取り上げてきた企画展などの活動を、取り上げた画家を軸に整理したものです。近代美術の学問的な視点から美術を取り上げると、こう整理されるんだなというのが感想。
2階の廊下から見下ろした中庭。
2階には喫茶室があり、そこからは鶴岡八幡宮の池を見下ろすことができます。僕が頼んだホットワインと、妻が頼んだホットレモネードです。写真の奥に、鶴岡八幡宮の鳥居が見えます。
1階に降り、池の畔のテラスへ。天井に、池の細波が映ります。ゆらゆらと美しい。
時間があったので、鎌倉別館に。こちらはバリアフリーも考えられていて、今風の美術館です。屋外の彫刻展示も、芸術のゆとりを感じます。
帰路に、鶴岡八幡宮へ。参拝を終えて参道の階段を降りると、大銀杏の切り株が。鎌倉の象徴的な木だっただけに、残念な姿です。
境内から舞台と拝殿を望む。
池越しに見た、鎌倉館。
子どもらが下校するまでに家に帰らなくてはならないので、のんびりもしていられません。急いで帰りましょう。
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