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2016年7月の9件の記事

2016.07.25

マクドナルドのクーポン発行アプリがひどい

マクドナルドのクーポン発行アプリがアップデートされました。アップデートの初回立ち上げの画面がこれ。




ニックネームとパスワードを聞いてきます。それ以外のことは一切できない画面です。

ここで、任意のニックネームとパスワードを入力すればいいと思ったら、どうやら違うようです。試しに入力してみると…



登録に失敗しました、と。

実は最初の画面は、既にメールアドレスとパスワードが登録してあってログイン状態で、新たにニックネームを登録する画面のようです。なので、パスワードは過去にログインに使用したものでないといけません。(そんなもん覚えてるわけないやろ!!)

まあ、最初の画面のUI設計が最悪ですね。まず、この画面は既にログイン済みで、ニックネームを登録するための画面であることの説明がない。既に登録済みのパスワードを入力するんだという説明もない。パスワード忘れの救済措置がない。これですんなりニックネーム登録できるのは、過去に入力したパスワードをちゃんと覚えているマクドナルドに忠誠心の高い顧客か、パスワード使い回ししてる人だけなんじゃないかと思ってしまう。

この危機、僕はアプリ削除→再インストール→ログイン画面でパスワード忘れボタン→パスワード更新 で対処できました。

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2016.07.21

『総理』

政治記者が政治家とどう付き合っているのかというドキュメンタリーに近いです。広告の「迫真のリアリティで描く、政権中枢の人間ドラマ」だけを目的に読み始めると残念な思いをしてしまいますが、ジャーナリストを描いたドキュメンタリーとして面白い書籍です。

人間の考えを報道する。機微な事項を公にすることを職業とするのは非常に難しいです。将棋の観戦記者の本でも同じような感触だったかもしれません。ジャーナリストと政治家の駆け引きの結果が、報道という形で現れます。ジャーナリストは政治家の言動が飯の種だし、政治家もジャーナリストをうまく活用して生き残っていきます。そのせめぎあい。

本書後半は、安倍内閣礼賛。ここまで現政権を礼賛しちゃうと、ジャーナリストとしての中立性を保てなくなってしまうのでは?と心配になります。


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五反田川探索

7月14日に小田急線百合ヶ丘駅〜読売ランド前駅間で線路冠水というニュースがありました。このあたりの河川といえば五反田川かな、ということで、五反田川がどんな川か探索してみることにしました。

どこが始点だろうと、まずは新百合ヶ丘の住宅展示場東側を見に行ってきました.線路沿いに水路があるのですが、水流は西向きです。ここはまだ五反田川の流域ではなく、麻生川の流域ですね。

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ここから線路南側を東進。百合ヶ丘小学校の西側、このあたりが分水嶺っぽいです。


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百合ヶ丘小学校の北西角に、突然の橋の欄干。河川っぽいものは見当たりませんが、暗渠なのでしょうか。

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この欄干から見た南側斜面はこんな感じ。


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斜面の上には駐車場があるのですが、その駐車場には大きなマンホール。
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このマンホールが何なのか、知識がない僕にはわかりません。斜面はフェンスで覆われており、川崎市上下水道局が管理しているようです。

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斜面の逆側は保育園の園庭で、ここは河川とは関係ないかな。


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百合ヶ丘駅から少し東方面に行ったところの読売4号踏切付近に水路があるのですが、ここは全く水流がなく枯れていました。こういうところが豪雨時に急に溢れることがあるのかもしれませんね。

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もう少し東に行くと、また橋の欄干。

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ここから下を覗くと、線路の北側(世田谷街道側)から南側に水が流れています。


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この背後に「川崎市北部下水道事業所」という施設があります。水道局関係の設備は河川・水路跡地にありがちですね。
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この施設の背後に水路がありそうだったのですが、マンション敷地になっていて入れません。この谷を西側から回り込んで探索します。

ようやく谷への入り口を見つけました.正面に見える斜面に張り付いているマンションは「百合ヶ丘ビレッジ」。かなり挑戦的な意匠です。どのベランダも緑が溢れていていい。


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谷底を探索してたら、家と家の間に水路を発見しました.五反田川(高石支流)が現認できる最上流かな?
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少し谷を下ったところに公園を見つけました.しかし、ここはただの公園で、水路と関係ないか、地形の関係で湿地になっていた箇所だと思われます。本来であればこの場所は貯水池にしなければいけない場所だと思われますが、開発順序の関係かただの公園です。

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ここから下流方面は住宅敷地で入れなかったので、次に公道に顔を出した場所がここ。

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このもうちょっとだけ下流、キャッスル百合ヶ丘の横は開渠になっていて、かなり「河川」っぽくなってきました。

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キャッスル百合ヶ丘の横には普段使われていない階段があり、水路にはちゃんとした橋が架けられていました.

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小田急線沿いに戻ってきたのですが、水路だと思われる場所は道路になっていて、しかもその先はマンション敷地になっていて行き当たりです。

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線路の北側を並走する世田谷街道を辿ります。ライオンズヒルズ読売ランドの向かいに水路が出てきていました。


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だいぶ水流も増えてきましたね。
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このあたりで麻生区から多摩区に入ります。

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水路は高石歩道橋のところのガソリンスタンドの裏を流れているのですが、ガソリンスタンドの横でちゃんとした橋が登場しました。

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「二枚橋」という橋です。水流がかなり急な様子がわかります。

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二枚橋下流で細山から来る五反田川の本流と合流するのですが、合流地点には近づけませんでした.

合流後に世田谷街道と並走する五反田川。

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読売ランド前駅西側で線路南側に移る五反田川。

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読売ランド前駅南側は五反田川が大きく南に迂回している場所。その氾濫原だったところが駅前広場として整備されている印象です。

栗谷入口付近。西生田三丁目方面から来る水流(写真左)と合流しています。


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ここは道路、線路、水路が複雑な構造になっています。「新川橋」という橋の名前が付いています。


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生田駅南口付近ですが、かなりの渓谷っぷり。

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生田駅南口も水路と道路が複雑な構造になっています。橋上バスロータリー的な感じ。
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生田駅付近ではカモが泳いでいました。清流を街に!


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再び小田急線を北に跨ぐ頃には立派な河川。水流はかなり急です。

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もう少し下流に行った田中橋。ここから「一級河川」です。

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この下流方に、五反田川を跨ぐ鉄骨群。暗渠化か?

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ここに錦鯉。
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五反田川放水路工事の説明看板がありました。

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工事こんな感じ。この拠点はあまり進んでない雰囲気です。

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五反田川放水路工事の詳しい情報はこちら

この先で五反田川は小田急線を南にくぐります。人はくぐれません。
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五反田川の脇に、こんな水路っぽい通路が。

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さっき五反田川が小田急線をくぐったすぐ東側に、二ヶ領用水が小田急線をくぐるところがあります。名前は「第一変電橋」

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府中街道下の二ヶ領用水、こんな感じです。
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第一変電橋からみた五反田川橋梁。しっかりした桁が渡してありますね。

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線路の南側「飯室橋」で五反田川は二ヶ領用水と合流して終了です。

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話は変わって、多摩川右岸河川敷。小田急線多摩川橋梁〜多摩水道橋の間の右岸の堤防が最近付け変わったのが小田急線に乗っているとわかります。この工事は「多摩川五反田川放水路樋門築造工事」という名称で、田中橋下流からトンネルで放流する五反田川の水を多摩川に捨てる設備を作る工事。対して大きくない河川だと感じる五反田川に対して、かなり大きな設備だと感じます。それだけ、治水は難しい。
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さて、五反田川を下流川まで探索したのですが、残課題が高石歩道橋より上流の五反田川本流です。高石歩道橋(二枚橋)付近の高石支流と細山本流との合流地点には近づけそうもないので、そのちょっとだけ本流上流がここ。
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ここからランド坂通りを少し登ったところの右側に貯水池。

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かなり大規模な貯水池で、管理用通路や管理事務所まである場所です。

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道路の向かい側はかなり切り立った崖で、この周辺の地形の急峻さがわかります。みごとな地下室マンション。

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この貯水池は西生田小学校と西生田中学校の間にあるのですが、中学校川の堤はかなり深い雑木林になっています。

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小学校脇から出てきた水路。まだしっかり河川です。

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細山交番裏あたりで開渠となっている河川は終わりです。
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近くの交差点で水流の音がするのですが、どこに暗渠があるのか見つかりません。

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付近を探索していると、河川跡っぽい道路が見つかりました.

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このあたりから、千代ヶ丘交差点に向かう道路の歩道が暗渠の蓋っぽい作りに。
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暗渠の蓋も、このあたりでおしまい。

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振り返ったところが峠、分水嶺ですね。

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細山交番の交差点に戻ります。ローソンの裏がいかにも水路っぽいので。

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ここから千代ヶ丘中央交差点に向かう途中のマンションの裏に、少しだけ水路が開渠になっていました。水面確認できないけど。

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水路の上流側。蓋がされている。
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振り返ると、もう水路はありません。ここが最上流ですね。(写真右の道が怪しいといえば怪しいですが)

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ここから上流方面は造成された住宅地で元の地形がわかりません。

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この公園が最上流くらいかな?

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千代ヶ丘小学校の近く。このあたりは千代ヶ丘トンネルを登坂トレーニングしているロード乗りが多い。ロードバイクで脇道ウロウロしている僕は相当不思議な存在だったと思われます。

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2016.07.18

ダイニングチェアを探す旅


ダイニングチェアの座面クッションがボロボロ。カバーがほつれて張り直さなきゃと思ってたら、中のクッション素材のスポンジがモロモロになってる。Francfrancに聞いても既に廃番して長くで部品などは用意できないとのこと。残念ながら、チェア買換えだ。

家族でニトリに出動。で気付いたのが、ニトリのダイニングテーブルってみんな高さが70cm。うちのテーブルは74cmなので、チェア座面が低すぎる。そんなわけで目的物を調達できず退散。

ネットで調べたところ、IKEAのテーブルは高さが74cmらしい。そんなの知らなかったよ。

ネットである程度商品を絞り込み、家族の意見も確認してから今度は一人でモノレールに乗って立川駅北口のIKEAへ。今度は座面で寿命が決まらないよう本体にクッションが付いてないチェアを買いました。クッションは背に面ファスナーで留めるものを別途調達。

しかし、IKEAの配送料は高くて驚き。配送1回7,490円。まあ、一昔前の家具の配送料ってみんなそんなものでしたけどね。バラバラに送ると1個990円とのことで、結局チェアは個別に配送、クッションは持ち帰りで。

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2016.07.15

『初段になるための将棋勉強法』


将棋の分かりやすい目標「初段」。でも、どうやって勉強すれば初段になれるのか、なかなかわからないですよね。で、浦野真彦八段のガイドブックです。浦野八段は「3手詰ハンドブック」が有名ですね。

ポイントは次の2点かな。
・いくつかの「よくある勉強法」をバランス良くする。
 (本書では8種の勉強法が示されています。)
・毎日勉強する

なかなか難しいんですけどね。ちなみに初段になるための総勉強時間は600〜1000時間くらいだそうです。なかなか遠い道のりです。道場初段は難しいけど、まずは将棋ウォーズ初段を目指そう。


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2016.07.13

『橋の科学』


今年4月に、新名神高速道路有馬川橋架設中に橋桁が落下する事故がありました。Wikipedia

6月に、この事故の原因が、東側地盤の沈下によるものだと報道がありました。桁間124mもの長い構造物に対し、たった4cm傾いただけで橋桁落下という大事故に至るってのは、かなりの難工事のように思えます。そもそも橋ってどうやって作るんだ?と疑問に思い、ブルーバックスを手に取りました。

ブルーバックスらしく、橋の種類、橋の歴史、橋の工法をわかりやすく説明してくれています。

本で詳しく説明しているのは「アーチ橋」「吊り橋」「斜張橋」といった、見た目にも難しい橋の作り方。有馬川橋のような単純な桁橋は読者の興味もあまり惹かないのでしょう。それでも、送り出し工法については少し説明がありました。
(1) 橋台と橋脚をつくる
(2) 手延機を組み立て桁の一部をつくる
(3) 桁をつぎたしながら押し出してゆく
(4) すべて押し出してから桁が架かると手延機を外し、サンドルを抜く
有馬川橋の事故は(4)の工程の準備段階で発生したっぽいのですが、よくわかりませんでした…

本書の著者は土木学会関西支部で、らしく明石海峡大橋を大アピールしています。海中での工事、求められる精度、それを長い年月かけて技術を蓄積し、震災後の神戸・淡路に見事な吊り橋を架けました。この工事の成功と、有馬川橋での失敗。難しいところですが、こういう経験をもとに橋梁工事技術がさらに発展していくんでしょう。

これからは橋梁新設だけでなく、架け替えや補修などあらたな分野にも取り組んでいかなければならないのですね。

西日本高速道路による事故説明


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2016.07.08

オンザヒルコーヒー

半年ほど前に汁守神社裏にできた喫茶店に行ってきました。

南斜面の山腹に民家が並んでいるところの一軒。近付かないと喫茶店があることには気付きません。




お店に入ると、熟年夫妻の店主が迎えてくれます。メニューの説明も丁寧。ブレンド2種類+シングルオリジン1種類をホットかアイスかだけなんですけどね。ラテ系などオプションもありますが、コーヒーが基本のシンプルなメニューです。

アテは、チーズケーキ、チョコレートブラウニー、クッキー。コーヒーだけで勝負してる感が高く好感度か高い。

入り口のカウンターで注文してお金を払い席に着くと、ドリップしたコーヒーを持ってきてくれるシステム。席は、窓際にテーブル席(8人掛け)、中ほどにソファ席(4人掛け)、北側の窓際にカウンター席(3人掛け)。席数は少ないですが、広々とした店内です。テーブル席・ソファ席からはキレイに整備されて野鳥も訪れる庭が望めます。





ブレンドコーヒーは、中南米産豆を用いたブランド。「黒川ブレンド」を頼みましたが、かなりスッキリした味わいでした。「はるひ野ブレンド」はやや甘い香りがします。丁寧にドリップしてくれたコーヒーをソファでマッタリ飲むのは格別ですね。

飲み終わってから写真(失礼!)



近所にこんな喫茶店があるのは、かなりうれしいかも。半年間見逃していたのが残念でならない。

オンザヒルコーヒー

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2016.07.06

『クリーピー 偽りの隣人』

引越ししてきた家の近隣の人たちと、ちょっと関わりにくい。そんな微妙な感覚から始まるドラマ。

予告編にある、隣の家に住む女子中学生が「あの人、私のお父さんじゃありません。」は、映画の中盤に出てきます。序盤でない重要キーワードを予告編に盛り込んじゃうのはネタバレなんじゃ?と思うのですが、この予告編を見て展開を予想しつつ観客を楽しませることを意図しているのか?

舞台の設定が、6年前の事件が日野市、劇中で進行中の事件が稲城市ですが、実際の撮影地は両方とも稲城市です。市街地と北斜面山地の境目の場所を、一貫して陰鬱な場所として撮影しています。大学(埼玉県立大学で撮影)の明るさと対照的にすることで、より効果を増しています。

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『長考力 1000手先を読む技術』

将棋のトップ棋士の一人である佐藤康光九段の著書。「緻密流」「1秒に1億と3手読む男」と言われる、佐藤康光九段、僕の印象では普通のジェントルマン棋士です。(「カフェヤスミツ」の印象があるかもしれないですが。)

章立ては
第1章 先を読む力
第2章 先入観と大局観
第3章 棋士の人生
第4章 番外戦術とライバル
第5章 想像派と修正派
第6章 研究会とコンピュータ

1〜2章は、将棋ファンが将棋を学ぶための指針が示されています。直感と読みのバランスは棋士でも難しいんですね。局面をどう判断するか、客観的に評価するのも研鑽を積んでも難しいことがわかります。

第3章〜は、棋士エッセイ的なもの。棋士ってこうなんだという感覚が康光視点で流れてきます。

この本は天童将棋まつりのニコニコ動画でのチャリティーイベントでもらったもの。サイン本です。
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