『オーバー・フェンス』
佐藤泰志という作家の小説とのこと。残念ながら、この作家は知らないが、キネマ旬報の記事で興味を持ったので劇場に。
職業訓練校に通うオダギリジョーが主役。40代、バツイチ、無職。この属性だけでも場末感がたっぷり詰まっているが、海沿いのウンザリする厚い雲に覆われた街が、場末感をさらに増してくれる。
イかれた女(蒼井優)、クズ男。こういう人間を見て、オダギリジョーは自分は普通の人間だと思いストーリーは進む。いや、ストーリーなんか進まず重い空気の時間が流れるだけ。
エンディング直前の、登場人物が各々の形で次に進むのが観客にとっての救いである。
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