『挑戦と逆転の切り札』
JR東日本が発行するクレジットカード「ビューカード」の立ち上げから成功までを描いたドキュメンタリー。一人の職員の定年退職を機にカード事業を振り返る体裁で書かれています。
ビューカードはSuicaオートチャージ対象であるカードであることから首都圏に住む勤労世代に非常に使い勝手がよく、人気が高いカードです。Suica一体型クレジットカード「ビューSuica」なんて反則ギリギリのカードも出しているのですが、このカードの反則具合は本文にも記載されていますね。
この本は著者がクレジットカードの研究家であることから「ビューカード」に寄った物語になっていますが、ビューカードの成功は本文にも書かれている通り、Suicaの成功に付随したものだと考えるのが適切でしょう。ただ、単なる乗車券サービスだったSuicaが、今は非接触ICカード決済の主役になっている現在の状況は、ビューカードの活躍からは切り離せません。今や、アップル社ですらSuica決済は日本になくてはならないインフラだと認識してiPhone7にFelica搭載を決めたくらいですから。
そんなわけですごいのはSuicaなので、もっとSuicaの成功体験を盛り込んでほしょかったのですが、その辺が本書では足りない。
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