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2016.10.24

将棋日本シリーズ テーブルマークこども大会

小学校で将棋日本シリーズこども大会のチラシをもらって来た息子。対局すると無料で駒消しゴムもらえるんだよ!と。無料に弱い息子です。でもこの大会はJT杯の公開対局と一緒に開催されることもあり、僕自身も気になってたイベント。じゃあ行くかと思っていたら、息子が友だち2人も誘ってました。

【スペック】
息子:小5、将棋歴3年、ウォーズ5級、千駄ヶ谷14級。指すのは学校で月1〜2度あるクラブくらい。
友だちA:小5、将棋歴数ヶ月、まだ金と銀の動きがあやふや。小学校のクラブでルール覚え中。
友だちB:小4。将棋歴2年くらい。千駄ヶ谷15級。ってか、過去に2度行って1勝したことがあるだけ。それ以外ではたぶんほとんど指してない。

まあ、かなり心配なメンバーです。特に友だちAは「ルールを知っていること」の出場基準が怪しいので前日に特訓w。

早朝から車で出発し、9時前にビッグサイトに到着。東棟地下の駐車場はすでに満車で、海沿いにある屋外駐車場に駐車。受付を済ませます。受付脇に行列。何の行列か係の人に聞いたら、プロ棋士と記念撮影できるとのこと。チラッと覗いたらなんと木村一基がいるではないか!早速子どもらを並ばせました。子ども3人と、木村一基八段、鈴木環那女流、安食総子女流とで記念撮影!

受付で対局席札を渡されたので、席を確認して観戦席で休憩。詰将棋でウォーミングアップかなと思ったらDSタイムになりました。ですよね。

チェスクロックの使い方を教えてもらって、10時過ぎに対局開始。1300局くらいが一斉に対局になるので、見事な光景です。



保護者は盤側まで寄れないので、少し遠巻きに見ることになります。それでも、熱戦の雰囲気だけは伝わってきます。

午前中は低学年、高学年に別れたリーグ戦で、3局指します。3勝した子だけが午後のトーナメント戦に出場できます。

息子:●○○
友だちA:●○●
友だちB:○●●
で、3人ともトーナメント出場はなりませんでした。しかし友だちAはようやく駒の動きを覚えたくらいなのに一つ勝ち星を取ることができたのがすごい。いろんな棋力の子が出場しているのでしょう。




会場の真ん中には対局前に子どもたちが書いた絵馬が飾られていました。




将棋対局前に書く絵馬なので当然将棋のことを書いた絵馬が多いのですが、それでも将棋以外のことを書く子どもがけっこういるんですね。



午後からは自由対局。対局すればするほど、そして勝ち星を重ねるほど「消しゴム」がもらえるので、息子にとってはこっちが本番かもしれません。2時間ほどで5勝4敗。これで時間切れとなってしまったようで、もう1局指したかったと残念がっていました。なお、友だちAは0勝12敗、友だちBは1勝10敗と、周囲はかなり強かったようです。僕なら心が折れそうな戦績ですが、二人とも楽しかったとの感想。子どもは柔軟だなあ。

このあと、低学年の部の決勝戦、高学年の部のあと、JT杯の決勝戦、佐藤天彦名人vs豊島将之七段の対局です。




目の前のステージで、貴族が、キュンが指してる! 対局者もすごいのですが、この対局は横の大盤で木村一基八段の解説というスペシャルなものでした。




木村先生の解説は、いつ聞いても面白いなあ。将棋を指せない妻も観戦を楽しんでました。

難しい局面で木村先生が封じ手を宣言したので、宣言後も封じ手まで佐藤名人が長考し、微妙な間。本当は棋士が控え室に入ってから観戦者は封じ手を考えるんでしょうけど、長考中に先に回答用紙に書いちゃいました。外れたけど。

結果は、後手豊島将之七段の勝ち。純銀製の「JT杯」、賞金500万円、コシヒカリ1年分が渡されました。純銀製の皿を娘が見て一言「あれ、いらなくない?」いやいや、大事なものですよ。娘に聞いたら、ご飯を食べるのに使いにくそうとのことですが、あのJT杯に実用性はありません。コシヒカリ1年分も実用性はどうかと思いますが。



なんだかんだと、会場を出たのが19時前で、帰宅が20時前。丸一日かけたイベントでした。疲れたが、充実していた。





【備考】

駐車場:9時ごろの時点で海沿いにの屋外駐車場に回されましたが、屋外はそれほど混雑してなく余裕がある感じでした。

席:ステージ前とステージ逆側に大量のパイプ椅子が用意されています。ステージにいちばん近いエリアだけは荷物での席取りNGの様子。全体でみてみれば、座るところがなくて困ることはない様子。ただテーブルがないので弁当を食べるのは難しいかも。昼食はオニギリがお勧め。館内の食堂は若干の混雑、館内のコンビニは大混雑です。

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