『聖の青春』
90年代に活躍した棋士、村山聖を描いた映画です。
羽生善治に遅れて四段に昇級し、A級在籍のまま1998年に29歳で亡くなりました。
劇中では、羽生善治に対する敬意、佐藤康光(劇中は荒崎)に対する敵対心。いずれもライバルですが、対応の対比が極端で面白い。そのライバル心も、村山の命を削って対局する姿に対し、羽生、佐藤康光それぞれの受け止め方の差異を反映させる形で描いていて、村山聖が命を削って将棋に向かう様を際立たせます。
たった29年の人生でしたが、改めて密度の高い人生を送ったんだなと感じさせる映画でした。
公開初日の11月19日(土)午前にMOVIX橋本で見たのですが、入りは3分の1程度、大人ばかりでシニアが多い印象でした。将棋日本シリーズで来場者の子どもにパンフを配布していたのでもっと子どもが観に来るかなと思っていたのですが。僕は息子とその友達2人の合計4人で観に行ったので僕だけ子ども比率が高かった。
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