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2017年2月の7件の記事

2017.02.27

『経済数学の直感的方法』


『物理数学の直感的方法』の著者が経済数学について書いた本の第2弾。正規分布の話から、ブラックショールズ理論と伊藤のレンマに展開します。

数学的な厳密さは置いておいて、数学の示す世界のイメージだけを掴んじゃおうという長沼氏の手法は確率統計の世界でも炸裂しています。

正直言って、この本を軽く通読しただけでは作者の言いたいことが全て理解できるわけではありませんが、
・ブラウン運動の拡散が√tに比例する数学的な理由
・連動性が曲線の場合に裁定可能なポートフォリオが作成可能
の2点を知っただけでも大満足です。

前書きにある「1〜2週間」しっかり読み込みつつ、巻末にある主要参考文献も手に取れば、ブラックショールズ理論も使いこなせるようになるのでしょうか。あとはテイラー展開を自分の手で計算してみると一番なんでしょうけどね。

今週の週刊ダイヤモンドがデータ分析の特集だったし、本書を土台にしてもう少しこの世界の本を読んでみましょうかね。

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『ラ・ラ・ランド』

ミュージカル映画。若干のノスタルジーを含ませながらの現代アメリカの表現を歌と踊りに乗せて。

作り自体を古臭いと見せかけて、意表を突いた所で音楽が入ったり静寂を差し込むやり方に驚く。アイテムとして気になるのがiPhoneとプリウス。この2つのアイテムが、舞台が80年代ではなく10年代であると主張する。クルマの発進シーンがプリウスのモーター音とかありえないと感じたのですが、みなさんどうなんでしょう。今後の映画の発進シーンはこうなるのか。

ミュージカル映画としてうまいなと思ったのがiPhoneの通知音。例えば通知音「マリンバ」が話の流れをぶった切るわけですよ。現代のあるあるを巧みにスクリーンに反映させつつ場面を切り替える。

ノスタルジー + プリウス + iPhone。ノスタルジーを醸し出すためのジャズ音楽なのか、現代においてジャズ音楽だけが時代に取り残されている表現なのか。とにかくプリウスとiPhoneだけが気になった128分でした。



ラ・ラ・ランド公式サイト

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2017.02.23

アンペアブレーカーのデジタル化

2011年の震災後、自宅での省電力を意識するように東京電力との契約を40Aから30Aに下げていました。

子ども部屋にもエアコンを付けエアコン4台体制になったので、さすがに30Aでは不足。で、契約を40Aに戻すことにしました。

アンペアブレーカーの交換工事が来たのですが、取り付けられたブレーカーはこんなのでした。



ブレーカーっぽくない白い箱。

聞くと、スマートメーターの子機になっているらしく、電流超過の制御はスマートメーター側で行ってるとのこと。今後の契約アンペア変更はアンペアブレーカー側ではなくスマートメーター側での設定。

電流超過を検出した際はいったんブレーカーが切れ、約10秒後に復電する設定になっているのだとか。こんな場所は物理スイッチが当然なんだと思ってましたが、ソフトスイッチで制御する時代なんですね。

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ガスコンロの赤い炎

最近、ガスコンロの炎が赤い。



不完全燃焼だろうな。空気調整しなきゃいけないなと思ってました。

で、ガスコンロの空気調整に着手…どこをどう探しても空気調整のツマミらしきものが見つかりません。取扱説明書にも、該当項目なし。ネットで探したのですが、どうやら最近のガスコンロはユーザーでは空気調整ができないらしいことがわかりました。

もしかしたらどこかが詰まっているのかもしれないと、五徳、汁受け、バーナーキャップを外して大掃除。乾燥させて点火するも…やはりまだ炎が赤い。もうこれ以上やることないよ…こないだ冷蔵庫洗濯機エアコン買ったばかりで、もう耐久消費財を購入する資金もないし。と困って、さらにネットで対処方法を探します。


実は、どうやらこいつのせいらしい。



超音波式加湿器。


これが原因らしい。室内の空気中に水分とともに水道水に含まれるミネラル(カルシウム、ナトリウムなど)をばら撒いていて、そのミネラルがガスコンロで炎色反応しているらしい。

まあ、原因が確定したわけではないですが、炎が赤いと思い始めたのと加湿器を使い始めたのがだいたい同じ時期なので、しばらく様子を見ようと思います。

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2017.02.13

『プロ棋士という仕事』

将棋の青野照市九段(将棋連盟専務理事)が、プロ棋士という仕事について2ページ1題で語る本です。

将棋棋士の仕事の紹介が表立ってのテーマですが、これ実は棋士界のお金の流れを明確にみんなに理解してもらうために著した本ではないかと感じます。

棋士の収入についても、具体的な数字は伏せているものの、2年目サラリーマンなどの比較で、腑に落ちやすい解説がなされています。

中身をきちんとわかりやすく解説することによりスポンサーにお願いしやすくする、そんなことを狙ってわざわざ書いたのではないでしょうか。

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将棋会館道場

2月5日(日)に千駄ヶ谷の将棋会館道場に行ってきました。たぶん半年ぶりくらい。

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僕と息子(小5)は14級スタート、息子の友達(小4)は15級スタートでエントリー。

僕は午前中3局。級位認定ない人と平手で負け、14級の小学低学年に平手で勝ち、級位認定ない人と平手で負けです。3人目の人は待ったが多く、ちょっとマナーがなぁ。

昼はほそ島やに向かうも休み。日曜日だからね。ホープ軒に向かうも子どもらが興味を示さず(店構えが玄人好みなのは敷居が高い)、結局駅前を過ぎてみろく庵。見た目は居酒屋風。
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中に入ると、タバコの匂いが充満してて、やはり居酒屋。昼から飲んでいるグループもいて、やはり居酒屋。

僕がチキンカツ定食、息子がざるそば、友だちが肉じゃが定食。定食はご飯の量も多く小鉢も立派でメインがなくても食事として成立するくらい。チキンカツもデカイ。これは、腹一杯になります。これにカキフライを注文したりみそ汁に餅を入れる某プロ集団は何を考えているのか。

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将棋会館に戻り、対局再開。11級女子高生という将棋会館には珍しい属性の人と角落ちで対局。きちっと矢倉に組めたつもりだったのだが、攻めの段階で相手の歩の手筋がビシバシ決まってしまい駒損を重ね、負けてしまいました。途中から父親らしき中年男性が急かしに来てたのですが、一手ごとに長考をする姿勢は崩しませんでしたね。きちんと指す女の子の印象でしたが、指さないで駒を触って考える「お手つき」が多いのが気になりました。相手の手番中に盤の別の方面を考えていたら7筋の歩を触って、ただ触っただけか進めたのかわからなくなり指したか聞いちゃうくらい。

結果、僕は 級認定なしに平手で負け、14級に平手で勝ち、級認定なしに平手で負け、11級に角落ちで負けて3勝1敗となりました。
その間に息子は14級に平手で勝ち、15級に平手で勝ち、13級に平手で負け、14級に平手で勝ち、10級に飛車落ちで勝ち、8級に2枚落ちで勝って見事13級への昇級を決めました。息子に負けて悔しい。

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2017.02.10

食器棚のせいで冷蔵庫が入らなかった話

先週の日曜日、冷蔵庫を購入。(洗濯機、エアコンの話は覚えていれば別記事で。)

現在は16年前に買った380㍑の機種を使っているのですが、バーンと500㍑機に買い替え。お店で部屋の間取図を見て問題なしと確認して発注です。

で昨日、冷蔵庫が届きました。運送屋さんが経路確認して…食器棚があるから搬入できませんね、と。

確かに、食器棚が台所の入り口を10cmくらい塞いでいるんですね。僕の確認ミス。申し訳ない。

で、再配達の段取りを考えなきゃいけないのですが、食器棚が自力で動かせるか否かがわからないと計画が立てられない。ということで、食器棚を動かせるかどうかのテストをすることに。

大きな食器棚なので、中身を全部出さないと動かすことはできない。なので、中身を全部出しました。乗っている炊飯器や電子レンジも退けます。

少し手前に引き出し、脚部に乾いた雑巾を踏ませるができるか。




とりあえず前面側だけですが、なんとかできました。このまま雑巾を滑らせて手前に引き出し、奥側にも雑巾を踏ませることができれば、あとの移動は床を滑らせるだけです。

しかし汚い写真ですね。台の四角く汚れている部分は電子レンジを置いている場所です。ここからは、雑巾と布巾とマジックリンとマイペットをフル活用しての局所的大掃除。やはり台所に置いているものは油汚れがたまりますね。

なんだかんだと、丸一日食器棚と格闘して休日が終わりました。

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