『ネットの高校、はじめました。新設校N高の教育革命』
角川ドワンゴがインターネット上に高校を開設するニュースが以前にあったことを、本書の新聞広告で思い出しました。
その後が気になったので本書を手に取りました。「ネットの高校」があり得るのか?と思ってたら、法律上の実態は通信制高校なのですね。広域通信高校という分類で、最近は不登校になった経歴のある児童の進路として重要な存在になっているジャンルらしい。ひと昔前は通信制=勤労学生でしたが、時代は変わったものです。
他の広域通信高校と大きく違うと紹介されているのが、ネットによる擬似教室と、プログラマ養成などの技能系でしょうか。個人的には阿部光瑠の指導が24上で得られる将棋部が羨ましかったり。(なんでも灘高将棋部に勝ったとか。)
しかし、本書は、雰囲気的には分厚い有料の学校パンフレットでしかない感じ。で、特別に輝いている生徒ではなく大部分の生徒の現実はどうなんだろう?がなかなかわかりません。まだ開校1年で、卒業生が社会で活躍するには時間がかかるので仕方ない面もありますけど。
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