『必勝法の数学』
アマゾンでふと目に留まってポチった本。その名も「必勝法」。完全情報ゼロ和交互ゲームで先手必勝型、後手必勝型のゲームの数学的解釈をわかりやすく書いた本です。
この本の基本的なベースになっているのが、2山くずしというゲーム。実は僕はこのゲームをやったことがなく、ルールを本書から読み込んで娘を巻き込んでゲームをして、ゲームの進行を覚えるという手間がありました。やってみれば単純なゲームなのですが、なるほど数学で取り上げそうだなという感のゲームです。ゲームのルールはWikipediaを参考)
これを最終局面から機能的に辿り、後手必勝型、先手必勝型の局面分析をします。この分析で2進分銅表現から派生させた「ニム和」とかいう怪しい関数を作り出しちゃうところが数学の面白さ。
その他も随所に数学で遊ぶ楽しさが散りばめられています。
この本の難点が、酒を飲んじゃうと内容が全く理解できないことと、内容を理解するのに紙と鉛筆が必要なこと。ビール飲みながら寝転んで気軽に読む本を求めてたら、読み終わりません。酒を我慢して机に向かって読むとか、いつ以来だよ。