『絶対わかる論文問題攻略法』
TOEICの結果待ちとなり次にどうしようかなとネットでIT資格周辺をうろうろしていてKindleUnlimitedで拾った本。IT高度試験の論文試験に臨む心掛けが書かれている本。十数年前(まだ主任職から係長職に昇進したての頃だろう)にPM試験を受験して論文B判定で落ちたっきりIT系試験に手を出していなかったので、この手のがふと気になっていた。
筆者独自の感覚だけで、非常に簡潔に書いてある。筆者自身がすばらしい文章力の持ち主ではないし、並外れた論理的思考の人でもない、ごく普通の人が書く文章を書いていてる。しかも、紹介されている復元論文(試験後に書き起こした合格論文)も、難しいところが何もないというもの。あっ、こんなので受かっちゃうんだ!という驚きな書籍でした。でも、これで論文試験なんて難しくない、ノー対策で合格できるんじゃないかと思う落とし穴にハマりそうな一冊でもあります。聞かれたことに答える、この単純なことに本書は終始しているのですが、これが難しいということに気づかなければいけません。
本書のノリは非常に軽く、まるでライトノベル。「私の高度試験論文が合格論文なワケがない」なんてタイトルで売られていた方がしっくりくるかも。
2時間でプロジェクトをでっち上げて論点を整理して2400字〜3600字の手書き文書を作成しなければいけないのですから、かなり無茶振りな作業なわけですが、いかに横着して要点を抑えるべきかがコツですよってのがわかります。
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