『生きているだけで、愛』
2018年11月公開の映画だったが、見逃していたものを、ネット配信で観た。
津名木(菅田将暉)のところに転がり込んできた寧子(趣里)。鬱病の生きにくさを映画で表現する。現代の「生きにくさ」はよくネットなどで語られるが、鬱病の人にとっての困難度は半端ないはずだ。その精神的な困難さを、映像でどう表現するのかというところも困難。バイトの面接が困難だとかはよくある話だが、みんなに優しくされる難しさをよく描いたなと。
ラスト手前のシーンで、寧子も津名木も、いろんなものから解き放たれる。シーンを切り取ったら(文字通り)頭がおかしいだけだが、結局さらけ出してしまうことで苦悩から解き放たれるんだろうな。そうして、停電になれば裸で踊ればいい。
キャリアウーマンとして出てくる安堂の狂気も、見ものである。よく短い映画にこれだけの要素を詰め込んだなと。
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