『天気の子』
新海誠の最新作。大規模プロモーションもあり中高生の夏休み映画のマスト感が高い。子どもらを連れてイオンシネマに向かった。
家出という青春アドベンチャー。言の葉や秒速などの系譜か。ただ、今回はやたらと周りを巻き込みすぎな設定だ。青春の謳歌というにはあまりに犯罪行為を盛り込みすぎで、世界を犠牲にしている。新海誠ワールドもここまできたら、サイア人を登場させたドラゴンボールのような過剰なエスカレーションに感じる。
都市を切り取り、印象的に表現する新海ワールドは前回。今回は代々木駅前の古びたビルを誇張して描いた。新宿歌舞伎町の猥雑性もこれでもかと見せつける。だいたい「バーニラ、バニラ♪」のトラックがオープニングなんて東京を知る大人には強烈なインパクトだ。JR病院、代々木ドコモ、新宿大ガード、田端の崖、神楽坂の坂。東京に根付く物語である。これらが「聖地」として四谷須賀神社のように扱われるのだろうか。
エンタメとしては、ここまで派手な演出がよいのだろう。秒速の頃の新海アニメは遠くなったか。
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