『じゃりん子チエ』
全34巻中10巻がKindle Unlimitedになっていたので、10巻まで読みました。
子どもの頃にアニメで見ていたじゃりン子チエ、戦後頃の少し昔の時代を描いたものだと思っていました。しかし、チエは1968年生まれ、僕と4歳しか違いません。今となってはほぼ同世代と言ってもいいでしょう。ちなみに、僕が小学校1年生の時にチエが5年生です。
描かれているのは西成区の萩之茶屋だと思われる大阪の下町。
父親テツは定職につかず、母親が内職やパートをする傍ら小学5年生チエがホルモン焼き屋を営んで生計を立てているという、かなり極貧の家族の設定。作中も旧友に「赤貧」など言われていることから、貧乏でダメ親でも楽しく生きている少女を描いているんだと思われます。
1970年代後半の大阪。これから大阪万博を迎えようとしている、不思議な熱気があったのも確かでしょう。だから、ヤクザ者のテツでも活き活きと生きている。ヤクザが足を洗って土方に出たり、新たな商売を始めようとしたりするあたりも70年代の大阪。焼肉ドラゴンで観た時代と一緒だよと言われると納得するかも。
作中に現代なら差別用語とみなされる言葉もいきなり出てきてヒヤっとすることもありますが、これも70年代の大阪を味わうのにいい刺激なのかも。チエ51歳が現実にいたら、今はどんなところでどうやって生きているのかなぁ。
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