『なぜ倒産 平成倒産史編』
ベンチャー社長向けの雑誌の連載をまとめた「なぜ倒産」シリーズの第2弾です。改元ということで平成時代の倒産事件に絞ってまとめています。
平成時代はバブル崩壊からの長い不況期でした。既存の経済は右肩下がり、新規市場は既存企業にとって難しい戦場。その状態での然るべき倒産を描いています。
惨烈なのが、経営者の自殺による倒産のコーナー。保険があるからといって、自殺はよくない。そんなんで企業は立ち直れないし、債権者だって心が重くなるだけです。生命保険から破産配当金が支払われたって、いい気分にはなれないよね。会社経営は生活の手段なので、生活を絶ってはいけないのです。
巻末のほうに民事再生の話が出ているが、経営が厳しくなった時にどうやって立ち直るかが課題。
| 固定リンク
コメント