『人工知能プログラミングのための数学がわかる本』
漠然としか捉えられずブラックボックスであったAI。結局AIはどんな理屈で動いてるの?という疑問が残ったままでした。ディープラーニングの模式図なんかはWEBや雑誌で見かけるが、だから何なの?と。本書をKindle Unlimitedで見つけた時にそんな感覚を思い出し、しばらく電子積読として温めていました。
情報処理技術者試験が終わったので、ちょい気合を入れて読んでみようかと。1〜4章が数学(微分、ベクトル、行列)、5〜7章が数学知識を使ったAIへの実装の考え方が書かれています。数学の部分は実際に紙に数式を書いて解くことで、高校大学で習った数学の勘を取り戻しながら読み進めました。この手の分野の本は実際に手を動かすことで理解が深まるので、数式を書くことはおすすめです。実践編の5〜7章は流し読みでしたが、直前に手が覚えていることで、どういう方向性の作業を行なっているかの理解ができ、AIってそういうものなのかということが腑に落ちました。
実際にAIを始めるにはこの本ていどの数学知識では足りなさそうですが、AIって何?の疑問を解決するにはちょうどよい本だったと思います。
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