『テロリストのパラソル』
新宿中央公園での爆弾テロ。やたら頭が切れるアル中の男。ヤクザ、浮浪者。いろんな人物を巻き込んでのハードボイルド小説。次々と関連してくる人物が、たまたま過去に繋がりのあった人物が連続し、そんなご都合がよいことが!と突っ込みたくなるストーリーですが、最終的には「そことそこが繋がっていたのか!」と膝を叩くようなストーリーで終わっています。
いちいち話のスケールが大きく、娯楽小説として楽しめるのではないでしょうか。しかし、全共闘やらヤクザやら、やや重いのも事実。特に小説の根底には全共闘が社会を斜に構えて見ている視点と青春が混じり合った生臭さがあるので、特にセクトと接点を持ったことがある人にはズシリと来ると思います。
1995年出版の本ということで、当時の新宿西口は今よりも混迷にあったと思う。25年経った新宿からみたら、舞台となった新宿は別世界のようである。
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