« 『世界標準の経営理論』 | トップページ | 『まんがでわかる隣のサイコパス』 »

2020.07.25

統計検定2級に合格した

なんとなく「データサイエンティスト」に憧れて(何かの職業に憧れる歳では既にないのだけれど)「統計検定3級」のテキストを手に取ったのが昨年末ごろ。アマゾンの購入履歴や自分のSNSを見ると、3級テキストは2月中旬に読み終わっている。テキストを読んだ感触として3級は簡単過ぎて試験を受けるに値せずと判断。2級の受験を目指すことにしました。この頃はIPA春試験のデータベーススペシャリスト対策があり時間も取れない中での2級対策への着手。その後、コロナ休業やIPA春試験延期などで時間ができたので、きちんと時間を取って勉強をすることに。

最初に読んだテキストが2級公式テキスト。  

 途中までは本だけで理解できたのですが、後半に近づくにつれて理解が難しくなってきました。難易度が高いとか説明が悪いとかじゃなく、詰め込んで書かれている印象。これじゃ勉強が進まないと、もう少しレベルを落とした教科書を探すことに。 

   

 この教科書は経済学部の1〜2回生くらいを対象にしているっぽく、例も易しく理解しやすい教科書でした。この教科書の注意点は下記の通り。 ・統計検定2級の試験範囲を網羅しているわけではない ・変数の使い方が統計検定とは異なる そんなわけで、書いてあることを概ね理解したら公式テキストに戻ってくる必要があります。 公式→コアテキスト→公式と進んだあとは、過去問にチャレンジです。直前試験は試験主催者のサイトに掲載されているのですが、丁寧な解説もある公式過去問題集を買って解くことにしました。 

   

3年分6回の過去問が解説付きで掲載されています。 初回に解いた時には3割〜5割の正解率。合格には遥かに遠い。(紙試験の合格点は7割以上。)何しろ必要な公式を覚えていないので、チートシートを作ることにしました。A6サイズのミニノートに記憶しなきゃいけない公式を教科書から書き出したら、27ページになりました。これをPDF化してKindleに送り、通勤電車などでチラ見することで、なんとか公式を覚えました。高校生の頃って数学の公式を覚えるのにどうやってたんだっけ?

236af941a2e8410a9067db201323db9c

チートシートを覚える対策をしたおかげで、過去問2週目は正解率が7割を超えるように。だいぶ合格圏に入ってきました。あとでチートシートには「抽出方法」「2種類の過誤」あたりの用語も加え盤石の体制に。 最後に、ベルカーブの問題集を3冊(幸いにもUnlimitedだった)解き、仕上げました。 

   


 受験はCBT方式。というかコロナで紙試験が開催されないので、しばらくはCBTしか選択肢がない状況。CBTは自分の都合の良い時期に試験日を設定できるのがいい。Azureの試験の4週間後という絶妙な試験日を設定して追い込むことができたのはCBTのおかげ。結果、無事に合格できました。CBTの合格ラインは60点のところ89点というなかなかの高得点を出すことができました。 右往左往しながらの受験準備でしたが、皆さんには下記の段取りがお勧めかと。 ・3級公式テキストを勉強 ・コアテキストを勉強 ・2級公式テキストを勉強 ・覚えなきゃいけない用語・公式をノートにまとめる。 ・過去問を解く あと、僕自身はあまり活用しませんでしたが、統計学の時間というWebサイトで勉強する人が多いようです。わからない言葉をピンポイントで調べるのにも活用できます。 あと、赤本とか東大本などと言われる「統計学入門」を推す声も多いですが、僕は書いませんでした。ネットの評判を見てると、2級が求めてるレベルより難易度が高そうだったので。

|

« 『世界標準の経営理論』 | トップページ | 『まんがでわかる隣のサイコパス』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 『世界標準の経営理論』 | トップページ | 『まんがでわかる隣のサイコパス』 »