3年前に鬱病で休場していた棋士先崎学九段の手記。鬱病に罹患して入院してから、仕事を休みリハビリして棋戦に復帰する直前までを振り返ります。
先崎九段は元A級棋士という実力よりも、3月のライオンの監修やエッセイストとしての知名度の方が高い人物。半分くらいは文筆業の人だと思ってよいか。鬱病を自ら振り返り書かれた本はなかなかないだろうが、この本はキチンと読ませる本に仕上がっている。鬱病は心の風邪みたいに言われるが、本書を読むとそんな気軽な病気でないことがわかる。先崎の軽やかな文章で、病気の深刻さが重く伝わってくる。


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