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破天荒な生き方の女性を描いた小説。角田光代による、「対岸」にいる人を描いた小説と言えよう。
主人公は父を蔑んでいるのか。そんな父の生き方を許さないのか。父が気付いた家庭から逃げ、地に足を付けることなく生きていくのか。そんな葛藤が見え隠れし、そんな葛藤から逃げるように行先のない生き方を続ける。いいんだ、うんと遠くに行けば。そういう著者のメッセージなんだろう。
2020.12.26 書評 | 固定リンク Tweet
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