『逃げるは恥だが役に立つ』
5年くらい前に大ヒットしたテレビドラマ。ネットでデータベーススペシャリストの情報を探すとなぜかこのドラマの情報が出てくる…主人公がデータベーススペシャリストを持っているという設定なんですね。(書類にチラッと映るだけでネット検索上位に出ちゃうって、どれだけマイナーな試験区分なんだか。)
ドラマはいろんなテーマがごちゃ混ぜになりつつ、取っ散らからないように、エンタメ性も持たせて構成されている。重いテーマの深刻な場面でテレビ番組のパロディーを妄想として持ってくるところがなかなか。
・家事の対価
・面倒くさい人との付き合い方
・愛情の伝え方と距離感
この辺りを、男女のビジネスライクな付き合いから始め、視聴者をハラハラさせながらのラブコメディーに仕上げている。
登場人物は全体的に孤独を好む人物が多い。津崎平匡は典型的なオタクSEで「プロの独身」として描かれているし、森山みくりは明るく社交的な人物に描かれているが打算的な側面があり他人との距離を持ちがちな人物として描かれているのではないか。だからこそ9条まである労働契約書という線引きのある関係からスタートして、互いの壁をちょっとずつ崩していくストーリーがな楽しめるのかと。
このドラマが一世風靡した理由の一つにエンディング曲の振り付けがあるが、見ているとなかなか難解なものだ。一回も飛ばさずにエンディングを見たが、全く覚えられない。
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