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2021.10.07

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

なんとなくタイトルは聞いたことがあったが、Kindle Unlimitedで見かけたのでダウンロード。著者が英国ぐらしの日本人というからエリート生活している人から見たイギリス的なのを想像していたが、実際は「元底辺中学」に通う東洋人の苦しみを描いた本だった。イギリスの厳しい社会階層、東欧・中東・東アジアなどいろんな所からの移民、学校ランキングなどなど、壁だらけの社会で日本人顔の中学生が社会階層の区別が色濃い地域で奮闘する、そんな日記風随筆です。

著者の息子はイギリスではチャンク(中国人の蔑称らしい)と言われ、日本ではガイジンと言われる。けっきょくどちらにも属せていない不安定さも見て取れる。そのなか、ポリティカルコレクトネスを非常に意識しながら生きている中学生からみたイギリス。ブレグジット騒動で社会が分断化しているんだろうなと思っていたけど、底辺地域で見たイギリスはもっと厳しいようだ。しかし、イエローでホワイトな中学生は時折りブルーになりながらも、きちんと前を向いて生きているようだ。僕なんかの手元の苦しみなんかどうってことはないので、ある程度ポリティカルコレクトネスも気にしながら、日本の自由を満喫しながら前向きに生きていこうって思う。そして、社会から分断が和らぐ世界が訪れたらいいなと。

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