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2021.11.09

『木村一基 折れない心の育て方』

将棋テレビ解説などで人気の棋士、木村一基九段へのインタビュー編集長編。剽軽な語り口と千駄ヶ谷の受け師の名を取る耐える棋風。このギャップが見る将の心を捉えて離さないのだが、その素顔はどんななのか、どういうことを考え、心掛けているのか。戯けた解説とは違う一面を見たくて手に取る本です。

棋士すなわち勝負師として、やるべきことに集中すること。しかも、前向きに集中すること。中年だ(僕より年下だけど)とか何とか言われようが、豊島や永瀬ましてや藤井聡太と同じ土俵で戦っていかなければならない棋士なので、AI検討を含め今できる全力で将棋に集中しなければいけない、衰えている場合ではないという受けても逃げない姿勢が感動モノ。だからといって孤高を目指すのではなく、気遣いや感謝を疎かにしない、むしろそっちも全力。

木村一基、将棋だけでなく人間としても、中年の星だわ。

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