『上流思考』
まず、ここで言う「上流」とは日本で言う「上流階級」とかの上流ではない。川上とか前工程と言った方がわかりやすい、そういう上流のことです。問題があるとき、目の前の事柄に対処するよりもっと前工程に対処した方がいいですよ、ってのが論旨。
日常を生きてきて肌感覚で理解している人も多いと思いますが、上流に手をつけるのは難しい、ほんと難しいんですよ。何でかわからないその難しさが本書で言語化されているので、ようやく手を打てそうです。
でも、間違った上流介入はかえって悲惨な結果を生む?これが怖いんですよね。しかも予防系の介入は成功に終わると無駄だったと言われ、失敗すると袋叩きなわけです。
上流に手を付け、効果測定を正しく行い、成否を正しく判断し、次の手を打つ。けっきょく「PDCAを回せ」って話やん、これ。
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