『Web世代が知らないエンタープライズシステム設計』
コンピュータシステム=COBOLで書かれたもの時代の業務システムを、イベントドリブンでUIファーストなWebアプリを作ってるエンジニアも知っといてねって始まりだが、実際にはデータ設計が命の考え方、データドリブンというより、データベースドリブンな考え方の紹介の本でした。
数年前にノリで勉強したデータベーススペシャリストも、こんなの実務で使わないよなあ…と思う作業を繰り返していましたが、業務システムのSIer側SEは誰かがやってるわけで、しかもデータベース設計こそが肝だという本書のような主張もあるわけです。
事業会社側SEをやってるとなかなか気付かない視点ですが、せっかくER図や関係スキーマを書きまくる訓練をやったので、本書のような視点でもシステムを見るべきですね。