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2022.08.16

『論語と算盤』

何年か前の渋沢栄一ブームのときからの課題図書だったが、Kindle Unlimitedに入っていたのを見つけたのでようやくダウンロード。明治大正期の文体なので、僕には読みづらく時間がかかります。

偉い年配者の説教を聞いているような読書感。何かを体系的に知らせているのではなく、渋沢が教育や商工業に思うところを連連と書き連ねている感じ。名書にしては整っていないと思ったら、これは弟子たちが講演などを集めて書籍化したものらしい。

論語といっても、論語そのものを説いているのではない。教育を受けるにあたっての心構え、商売をするにあたっての心構え、会社に勤務するにあたっての心構えを、渋沢が論語から学んだ思想を基に説いている。

この本書の時代背景である明治後期から大正時代に、教育や商工業がどうだったのかを知らないで読むので、なかなか難しい。教育が武士のものだった時代から平民皆教育に移る状況さえ、渋沢は嘆いてもいるのだ。今となっては四民平等が当たり前だが、こういったことを受け入れるのにも時間がかかったってのが行間で伝わってくる。

で、今でもこの書籍から仕事に対する姿勢を学べるのだろうか。まあ、上司にとっては部下がこの精神で仕事に取り組んでくれるのが理想だろうね…

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