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2022年10月の4件の記事

2022.10.30

『ファシリテーションの教科書』


会議の司会進行の技術「ファシリテーション」の技法を書いた、文字通り教科書。


・会議前の「仕込み」

・会議における「さばき」

に分け、それぞれの心構えと具体的手順を説明しています。


仕込みにおいては「論点」の認識が大事だとわかります。ちょっと前に読んだ「イシューからはじめよ」で学んだことが、ここに登場するとは。


さばきにおいて大事なのは、ピラミッド技法の演繹、帰納。ここも、コンサルの基本知識に対する応用が求められる。


仕込みは時間をかけられるが、さばきは即興で全てをこなさなければいけないから大変だ。これは、訓練が必要だなと感じる。まずは仕込みをしっかりやり、さばきに対する心理的余裕を作る必要がありそうだ。

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2022.10.21

『イシューからはじめよ』

くろポタさん、50歳にしてコンサルを目指す の1冊め。

意味のない問題を正しく解いても意味はないよと教わったことがある。正しい問題を設定して、これを解くことにこそ意味がある。その問題の設定こそがイシューだ。本書の前半は、イシューの大切さについて説く。まあ、イシュー立てこそ難しいのも事実だ。これは訓練して鍛えるしかないのだろう。本書後半はバーバラミントのピラミッド技法のダイジェストとして読める。イシューをきちんと設定できれば、既存手法で(と言っても使いこなすのは難しいが)きっちり論理的に落とし込めば価値あるプレゼンテーションになるということだ。

コンサルタントになるための本を検索して上位に出てくるだけのことはある。コンサルタントを目指すために本書の内容はしっかり心に留めておきたい。

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2022.10.14

『プロジェクトトラブル解決大全』

火消しPMという、どっちかというと最悪の部類の職業を体験しての実践ノウハウである。火消しPMなんて鋼のメンタルがないと勤まらないし、本書に書かれている火消しノウハウも鋼のメンタルがないと実行できないものも多い。でも信念を持って突き進めば道は開けるんだということが本書でわかるし、本書でバーチャルで火事場を体験できたことで、僕のメンタルの体制もちょっとは上がったんじゃないだろうか。

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2022.10.11

『武器としての図で考える習慣』

紙にペンで書くのが一最も考えがまとまりやすい。僕はそんなオッサンです。本書を読み始めて、著者も同じ感覚なんだなと共感。PCネイティブだったりスマホネイティブな若者はどうなんだろう。


そんなことは本題とは関係なく、本題はフレームワーク以前の簡単な図によって思考を深めましょうという教本。それとともに、戦略コンサルタントがどのように思考を深めていくのかというノウハウも書かれています。


基本は、ピラミッド、田の字、矢羽、ループ。


まあ考えてみれば有名なビジネスフレームワークは上記4つのうちのどれかを使って書かれているものがほとんどだ。有名な思考法の本、バーバラミントなんてピラミッドだけで分厚い1冊なわけだし。


そんなわけで、たくさんの小難しいフレームワークを覚えるより先に、基本図形で思考だ。

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