『会議後、みんなの行動が加速する議事録の取り方』
議事録の教科書。社会人なら誰でも悩む、あの仕事である。みんながやったこともあり、やり方に悩んでいる仕事にも関わらず、体系的に学ぶことは少ないんじゃないだろうか。先輩の議事録をマネて見よう見まねで学んでいく分野のような。
何か簡単なマニュアル本をと本書を読み始めてみた。小一時間で読める簡単な本である。
本書はファシリテーションの穴を埋める議事録の作成法、議事録を目的とした会議の進行を示唆する部分がある。まあ、意外と議事録ドリブンな会議も多いのかもしれない。
本書の極め付けは、結論が曖昧な議事に関して、仮説で(時によっては議事録作成者の都合のいい仮説で)議事録を埋めちゃうことだ。これを、議事録作成者の役得として扱っている。これはなかなかの荒業である。許されるのか?
まあ、僕の経験でも、議事録作成者「結局○○することに決まったんでしたっけ?」コンサル「△△さんは○○したいんですよね。決定したことで書いちゃえばいいんじゃないですか。議事録は書いちゃったもん勝ちですから。」という会話に接したことがある。世の中の議事録は、そういう具合に回っているのかもしれない。
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