『決済サービスとキャッシュレスの本質』
決済は目的でなく手段でしかない。だからこそ、セキュリティが担保されていなければならず、簡潔でなくてはならず、低コストでなければならない。
一時期のキャッシュレスブームではQR決済が競うようにキャンペーンを張って会員獲得をやっていたが、あれはキャッシュレスの本質ではないし、手法そのものがセキュアじゃない。長年積み上げてきたクレジットカードの仕組みが国際標準だし、セキュリティ対策を積み重ねてきて信頼できるネットワークが出来上がっている。国際標準というもの重要で、単に日本がガラパゴスにならないようにだけでなく、WTOに提訴されないようにという面もあるんだと本書で知った。収集が付かなくなったQRはどうする?便利で手放せなくなったFeliCaはどうする?日本のキャッシュレスは、今はまだ微妙な立ち位置にあるんだと思う。
本書前半の、4パーティーによるクレジットカードの仕組み、後半のQRが非セキュアな理由と背景などが学ぶべきところか。ApplePayの仕組みも非常に興味を持てたとともに、いま当たり前に使っているiD・QUICK Payがちょっと心配になってきた。
現状がどこかにするまで、本書を教本に決済サービスを学んでいくことになるだろう。
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