片平川
麻生区多摩線沿線住民には馴染み深い片平川ですが、意外とちゃんと見たことがなかったなと、遡ってみることにしました。
片平川は麻生川の支流。柿生中学校裏のあたりの天神橋で、麻生川に注ぎます。
左岸側を走っていたら、塀の向こうにゾウが見えますね。たぶん、マンションのミニ公園のすべり台だと思われます。
左岸が開け、右岸は山に当たる地形が続きます。この地形が「片平」なのかもしれません。
途中「仲堰跡」という石碑がありました。都市河川になる前は農業用水も兼ねていて、灌漑に試行錯誤して苦労していた様子がわかります。
途中の「富士見橋」は、なんだか道路の様子が違います。突然、立派で耐久性がありそうな橋。
右岸側の坂道を登っていくと、こんなところがありました。
中央新幹線の換気口の工事現場に続く取付道路でした。2026年12月まで工事。そのあとは、何事もなかったような光景に戻るんでしょうか。
富士見橋から上流は、子どもたちの絵日記が飾ってあります。
その先の橋は、フロンターレ橋。
もう少し上流側に金井原公園があります。サルスベリの樹勢が立派です。
そろそろ、上流端に近づいてきました。
上流端近くに、石碑。柄のある石が使われているので判読しにくいのですが「亀井堰跡」とあり、俳句が2句詠まれているのではないでしょうか。
この先は暗渠です。尻手黒川とテニスコートの間の不思議な空間が、片平川だと思われます。
この先に、いかにも暗渠という道があります。
でも、すぐにこんな階段。
ここが、認識できる片平川の上流端なんでしょうね。
その先の栗木公園の貯水池を片平川の起点としてもいいかも知れません。
でも、本当の源流は、栗木工業団地の最奥であるジローレストランの工場の裏の山ではないかと思います。
身近な片平川、こんなところなんだなという発見の休日の朝でした。