『作歌のヒント』
闇雲に短歌を詠むのではなく、きちんと入門書を読んで基礎を学ぼうとKindleで買おうと思ったら3年前に購入済みだった。3年間、足踏みをしていた。
永田和宏なりの短歌入門書。気鋭の歌人である河野裕子の側にいながら染まることなく現代短歌の王道を行っている感のある歌人の書く入門書であり、自分が学ぶ方向であると思っている。(とは言え塔には入らなかったが。)
いっぺんに全部は覚えられないが、読者を信じる、説明しすぎない、このあたりをまずは心掛けよう。あと僕に圧倒的に不足しているのは、歌集を読むことだ。アンソロジーではなく歌集を。駄作の重要性が語られている。高名な歌人でも多くは駄作であり、駄作を含めての歌集であると。この辺りの記述を読んで、とにかく詠んで学ぶことに躊躇いをなくした。
今週だ末には歌会にも出席する。とにかく、学ぶ。