« 『送電鉄塔ガイドブック』 | トップページ | 「起きられない朝のための短歌入門」 »

2024.03.10

江之浦測候所、根府川

ときどき雑誌などで登場する「江之浦測候所」が気になっていたので、予約して訪れました。

 

往路の小田急はGSEで。

Img_7131

先頭車7列目通路側という、なかなかいい席が取れました。

Img_7132

行った日の朝は降雪があり、はるひ野は積雪をしていたのですが、相模大野を過ぎると雪が降った気配もありませんでした。秦野盆地に低く棚引く雲と、その上に見える丹沢が美しい。

根府川で東海道線を降ります。熱海方面に行くときに相模湾の美しさに毎回感動する駅ですが、降りたのは初めて。跨線橋の階段の壁が趣深かったり、海以外のところも素敵な駅です。

▼ 跨線橋の階段

Img_7144

▼ 駅舎

Img_7161

線路脇には桜が咲いていました。おかめ桜という桜らしいです。メジロがたくさん花をつついていました。

Img_7150

送迎バスで江之浦測候所に。東海道線白糸川鉄橋などを眺めながら、真鶴方面に10分弱で到着。自動車だとすぐですが、歩くと大変なんだろうなというくらいの距離感。

江之浦測候所はいちおう美術館なのですが、海からの日の出を観測するというコンセプトで、夏至の日の出の角度、春分秋分の日の出の角度、冬至の日の出の角度それぞれにオプジェが存在します。

▼夏至光遥拝100メートルギャラリー(側面)

Img_7167

▼夏至光遥拝100メートルギャラリー(上から)

Img_7246

▼夏至光遥拝100メートルギャラリー(横から)

Img_7203

こんな建物から、海を望みます。

▼ 冬至光遥拝隧道(上部)

Img_7173

▼ 冬至光遥拝隧道(内部)

Img_7180

いちいち、海が感動的なように作られています。

▼ 春日社

Img_7224

赤も、海に映える。

 

江之浦測候所を堪能したあと、送迎バスで根府川まで戻ってきたので、周辺を少し探索することに。

谷底に白糸川が流れ、その遥か頭上を白糸川鉄橋で東海道線が渡るという地形です。

Img_7256

鉄橋の真下に、小さな建物があります。釈迦堂です。

近づくと…中には何もないように見えます。

Img_7258

よく見ると、お堂の中にあるのは下り階段。

Img_7260

階段の下に、釈迦磨崖仏があるのです。

Img_7263

何故こうなった?と説明書きを読むと、関東大震災までは地上にあったとのこと。地震の土砂災害で地中に埋まってしまい、岩に彫ってあるので動かすこともできないため、現在のように地下に降りて拝むスタイルになったとのこと。地震の爪痕が大きすぎる。なお、関東大震災では頭上の白糸川橋梁も崩落しています。

西湘地区は東海地震の警戒地区でもあります。なので、このような看板も。でも、ちょっと時代遅れ感があるかな…

Img_7270

 

海沿いの国道(真鶴道路)を少し真鶴方面に歩き、海沿いのレストランで食事。運良く、海を望む席で昼食をいただきました。近くの海で取れる魚の海鮮丼。

Img_7268

根府川を堪能して帰路に。帰路の小田急もGSEでした。今度は前から4列目の展望席。最前列には固定カメラを据え付けて車窓を録画している人がいました。

Img_7278

根府川ショートトリップ、楽しみました。

|

« 『送電鉄塔ガイドブック』 | トップページ | 「起きられない朝のための短歌入門」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 『送電鉄塔ガイドブック』 | トップページ | 「起きられない朝のための短歌入門」 »