『送電鉄塔ガイドブック』
勤務先のデータセンターの隣が変電所だったり、散歩で探索した黒川の奥地に西東京変電所があったりで、送電鉄塔のことが気になっていた今日このごろ。そしたら、2月23日付日経朝刊の文化面が「送電鉄塔」だった。
「実は送電鉄塔にはひとつとして同じ形がない」と言われると、気になるではないか。
— くろかわポタリング研究所 (@kurokawa_pota) February 22, 2024
鉄塔に送る愛 地形ごとに個性、みんな違ってみんないい:日本経済新聞 https://t.co/oTyfBOfboO
コラム筆者名をインターネット検索するも、どうやら著書はないもよう。しかし、送電鉄塔を取り上げる書籍がいろいろ存在することが判明。そのうち一冊、東京電力パワーグリッドが出している本をKindleにポチりました。
一般的な鉄塔のイメージは四角錐に3組の腕があるもの。大きかったり、それほどでもなかったりいろいろ。主な要素は、電圧。黒川あたりで見かける電線は27万ボルトが多い。少し小さめのものが15万ボルト。いままで27万ボルトの送電鉄塔と15万ボルトの送電鉄塔を区別して見ることはありませんでしたが、これからは「あの送電鉄塔の電圧は?」と気になってしまいますね。あと、高圧電線は3層で送電するので、電線が3本なのですね。4回線だと12本+架空地線です。じゃ、はたして下の写真は?なんて気になってしまいますね。
27万ボルト2回線と15万ボルト4回線が並走してどちらも耐張碍子なので、かなり見応えがある鉄塔です。
烏帽子形、ドナウ形など、確かにそんな形の鉄塔も見るなと。(猫型鉄塔かわいい) それぞれ、地形や他の高圧線・構造物との交差など様々な事情で鉄塔の形状が選択されています。ひとつひとつ意図を持って設計され設置された鉄塔たち。これから、見方が変わってしまいます。
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