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2025年3月の11件の記事

2025.03.31

麻生川の桜 2025

桜の便りが届きつつ冷たい雨が降った土曜日、やや暖かくなって花見日和になった日曜日。週末は花見の時間が取れなかったので、3月31日月曜日の午前の遅い出勤の前に麻生川の桜並木を歩きました。


ここ数年は仕事帰りの夜に柿生から新百合ヶ丘方面に歩くことが多かったのですが、今年は趣向を変えて日中の新百合ヶ丘から柿生方面です。平日日中なんてだれもいないだろうと思ってたら、保育園の散歩などで大賑わいでした。


▼ 都古橋で園児が記念写真

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▼ 山口橋から見る両岸

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▼ 歩行者で賑わう麻生川左岸

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ところどころで、桜の苗が植えられている場所がありました。麻生川の桜はだいぶ老木化してきており、伐採されてしまったものもあります。そこに新しい苗を植えることで、桜並木の更新を図っているようです。古い樹の記憶は忘れ去られてしまいますが、忘れた歴史の上に新たな記憶を重ねていくのです。

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2025.03.25

『水中の哲学者たち』

新聞で哲学に関わるエッセイを書いている哲学者の文章が興味深く、著書を読んでみようと思った。検索で出てきた本は哲学書というよりも、エッセイ集だ。そもそも著者名を検索すると穂村弘(この本の帯も穂村弘と最果タヒだ!)と並んだ写真が出てくるので、哲学者というより文筆家に近いのだろう。

本書では、哲学の疑問に対し正解は用意されていない。正解なんてものは、哲学にとって邪悪なものであるかの書きぶりである。ものごとに疑問を持ち、問いを立てられるか。これが哲学にとって大切なのだろう。

本書の随所に登場する「哲学対話」が気になったけど、どうも簡単に参加できる場所が見つからないなぁ…場所があったとして、自分が深く対話に参加できるのか、あまり自信は持てないですけど。
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2025.03.20

『Microsoft365 Copilot 効率UPスキル』


生成AIブームの「ブーム」が一服し、そろそろ活用しなければいけないフェーズに入りつつあるかと思い、僕も遅ればせながら生成AIの勉強に取り組んでみようと思いました。

個人用のCopilotは最近ライセンス体系が変更になった認識。2月くらいから、個人用Microsoft365が大幅値上げになり、Copilotがバンドルになりました。実施的にCopilotに課金していることになっているので、Copilotを使わなきゃ損。生成AIはCopilotを使って勉強しましょう。ライセンス更新で使い勝手が変わっている可能性もあるかと思い、なるべく新しく出版されたCopilot指南書を探して、Kindleで買いました。

さて、Microsoft365導入済みWindowsPCを準備してハンズオンで本書を開いたところ…正直言ってCopilotの使用のハードルは非常に低いものでした。Copilot小窓を開き、思いつくまま指示を入力すると、それっぽい文章やスライドを作成してくれたり、ピボットで分析したいような分析をそれっぽく分析してくれたりってことですね。どこから取り掛かったらいいのかわからないCopilotでしたので、それがわかっただけで本書を読んだ甲斐はありましたが、本書の内容ではCopilotが全能で何でもできます風に見せかけて、大して何もできないのではという疑念で終わってしまいます。さて、活用に向けて何をどうやって勉強していけばいいか。

技術評論社サイト

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我孫子

急行列車の多摩線全駅停車化によって突然見かけるようになった「我孫子」行き。我孫子ってどんなところだ?と疑問に思います。地図を見ると、北総地方の利根川の手前。気になって行ってみました。と言っても千代田線からの常磐線各駅停車に乗っていたのでは時間がかかるので、北千住駅から常磐線快速列車に乗ります。


我孫子駅に着いて、時刻表と列車発車案内板を確認。唐木田行きの案内。ふふって思っちゃいます。この辺りの常磐線利用者にとっては多摩急行廃止以来久しぶりの列車行き先なんだろうなと。

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昼食は、駅南口の市街地内に洋食屋さんを見つけたので、ここで。コビアンという名前は「あびこ」を逆読みしたものだそうです。ハンバーグは肉感をしっかり引き締めた食感で美味しかったです。

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待ち時間中に周囲を散策して、交差点にある八坂神社へ。「大々講伊勢」という石碑が。大正4年のもの。みんなで伊勢参りをした記念碑です。柿生あたりで江戸時代中期の富士講の石碑を見たことがあるような気がしますが、伊勢講の石碑は初めて見ました。

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南に進むと、坂を下りて手賀沼に辿り着きます。「沼」だからなのでしょうか、水は泥色です。それでも水鳥たちは泳いでいて、子どもたちも水鳥と戯れています。

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手賀沼沿いの園地にはミニ列車が走っていて、子どもたちに人気でした。

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スイング遊具に書かれているのは我孫子市のキャラクター「手賀沼のうなきちさん」うなー。

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湖畔の公園から駅に戻る途中で、志賀直哉邸跡地に寄りました。手賀沼の低地と下総台地のハケ沿いです。なかなか面白い場所を選んで住んだのだなと思います。(写真は書斎)

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駅に向かう途中にあった香取神社。ここにも伊勢講の石碑がありました。こちらは昭和初期のもの。昭和にもなれば汽車も発達して伊勢参りも大事業ではないだろうと思うのですが、石碑だけでなく狛犬まで記念に拵えています。この地の人々にとっての伊勢講とは。

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列車行き先「我孫子」へのショートトリップでした。


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2025.03.18

『舞姫』

中学校の国語のテスト勉強で「森鴎外」「舞姫」を紐付けて記憶させられたが、知ってるのは作者名と題名だけで中身を知らない小説。そんな作品の代表的な地位にあるような気がするこの作品です。明治時代の近代文学ではあるものの文語旧仮名で書かれており、なかなか読みにくい点も読破を妨げます。しかし現代は青空文庫から電子書籍として無料でダウンロードできるという便利な時代なので、読み始めてみました。


読み始めて、文語の美しさというのを感じました。近代文語とでもいうのでしょうか、規律と端正を感じる文体です。それゆえに緊張感があるまま物語は進みます。エリートからの転落も、貧乏生活も、恋人との日々も、乱れ淫らなものではなく美しく描かれているのです。


冒頭が帰国の途の描写なので、ラストは予想通り。それでも文語短編小説ゆえの急展開もこの小説の見どころ。口語だと見落としちゃうかもくらいな場面展開です。「我学問は荒すさみぬ」は繰り返し、大きく場面が変わったことを念押しされましたが。


さすが、中学国語で題名を覚えさせるだけある作品だなと思いました。

▼舞姫 - 青空文https://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/2078_15963.html


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2025.03.17

『都市の人文地理学』『よくわかる都市地理学』

昔から地理学に興味を持っていましたが、深く勉強することはありませんでした。大学4年生の頃に卒業単位に関係なく他学部である文学部地理学科の授業を取ったくらいです。こういうのは総合大学に通う大学生の特権ですが、そんな特権を使う人は稀でしたけど。
地理、ちゃんと勉強してみたいな、何なら分野を絞って教科書っぽいものを読みたいなと思いました。選んだ教科書は『都市の人文地理学』と『よくわかる都市地理学』の2冊です。インターネットでいくつか記事を見て、専門外の人が教科書として読むのによさそうな難易度と分量ぽいなと選びました。

『都市の人文地理学』

まず人文地理学にとっての都市とはどういうものかの概説から始まります。地理学科の大学生に対して都市地理学の位置づけ・意味合いを説明しているのだと思います。そのあと、都市間の関係、都市内の構造の概説があり、都市の商工業、交通、住宅の概説と続きます。そして、都市が抱える課題で締めくくります。こういう課題を研究して解決につなげるための人材を育成したいんだろうなという教科書の作り手の思いを感じます。どの分野も物足りないことが多いのですが、深さよりも広さを重視、限られた読了時間(≒授業時間)の制約の中で作り上げた、大学1〜2年生向けの教科書なんだと思います。地理学科に来た以上は、都市地理学を専攻しなくてもこの程度は知っておいてね程度な。

『よくわかる都市地理学』

こちらは内容も専門的になり、分量もあります。と言っても、長い読み物ではなく2〜4ページのレポートを71編並べた構成になっています。著者数も46人と多いです。71編のレポートは、それぞれで完結しているものと捉えるといいでしょう。レポートのなかには地理学の内容よりも地理学史の説明に重点を置いたものもあります。学生に、この専門分野をどのように理解してもらいたいか、執筆陣の思いも伝わってくるようです。内容も深いのできちんと理解できたわけではありません。でも、都市問題のあれやこれやについて、考えるにあたってどういう論拠があるのかを知ることができたと思います。身近な街を見る目、報道や小説などで見聞きする街、旅行先の街、それらを見るための視野を広げることはできたのではないでしょうか。

都市の人文地理学 - 古今書院サイト
よくわかる都市地理学 - ミネルヴァ書房サイト

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2025.03.11

『蒲団』

中高生の頃の国語の授業で近代文学の私小説として習った田山花袋『蒲団』。定期テストで私小説=蒲団と出るからというだけで覚えていたこの題名の本、ふと気になり青空文庫をダウンロードしました。

子どももできて結婚生活に飽きてきたところに若くて美人の弟子が登場、オジさん悶々としちゃう!というラノベかよっていうストーリーです。りゅうおうのおしごとみたいな。

ただ、この小説は主人公は醜く破廉恥な内面を表に出すことなく、常に大人の態度を取っていること。外面と内面のギャップに主人公の辛さを感じます。こういう出すべきでない内面を文章にしちゃったってところが、文学の世界でのセンセーションだったのでしょうか。

妻を軽視していることと、ラスト2行を除き、主人公の外面は紳士を貫きました。

▼ 青空文庫https://www.aozora.gr.jp/cards/000214/files/1669_8259.html

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2025.03.09

『都市の人文地理学』

地理学、特に都市地理学を勉強したみたいなと手に取った本です。114ページと

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『詩のこころを読む』

詩って、どうやって読むのかわからない。いや、そんなの自由な気持ちで自由な感想で読めばいいんだけど、自分の感覚が正しいのかどうか不安。そう思って、詩を読むのを躊躇しちゃったり、詩を読んだ感想を人に伝えることを憚ったり。
この本は、詩の大家である茨木のり子が、いろんな詩の感想を綴ったもの。想定読者はきっと中学生くらい。結論として、詩なんて固っ苦しく読まないで、自由に軽い気持ちで読めばいいってことがわかります。しかも、詩の大家ですら、詩を理解できないことだってあるんだなって思うと、自由度が広がります。
「ジュニア文庫」なので舐めていましたが、こういう書物を読んでおくことはとても大切です。詩の基礎は、こういうところにあるのかもしれません。
岩波書店サイト
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『なぜ倒産 運命の分かれ道』

与信管理の仕事をしていた頃、事務所に届く「帝国ニュース」を読むのが楽しみでした。主に成果を出している中小企業の紹介記事と、企業倒産情報から構成される日刊の冊子です。毎日毎日、多くの会社が倒産していることがわかります。

粉飾などややこしめの倒産は別記事で詳報されます。ここで、いろんな「手口」を知ることになります。中小企業経営のリアルが凝縮されている日刊誌と言ってもいいでしょう。

帝国データバンクは、帝国ニュースから厳選して個別の内容を厚くし、新書形式でたまに発刊してくれている。与信か仕事でない今は、単なるエンタメとして読むことができます。会社経営に人生を賭けている方々には、とても申し訳ないですが。

講談社サイト

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『明け方の若者たち』

Kindle Unlimitedにおすすめとして表示されたのでダウンロードしました。軽いノリのトレンディな恋愛小説だと思い読み始め、序盤は想像通りの進行でした。社会に対する不満、自分の成長に対する不安。勝ち組がどうかが気になる。サブカルが格好よく、ヴィレヴァンがどうの。恋人との熱い時間と、恋人が去った空虚。ここまで読んで、よくあるおしゃれ系の恋愛小説と安心しながらページを繰っていたら、作者の術中に嵌ってしまっています。

続きを読む "『明け方の若者たち』"

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