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2025.08.29

『新しい階級社会』橋本健二

日本の社会人を「資本化階級」「新中間階級」「正規労働者階級」「アンダークラス」「旧中間階級」に分類し、階級間差異を大規模アンケートにより分析しようとした本です。読んでみて思ったのが、意外と階級間の差異は少なく、この階級ならこうといった決定的なものはなく、どちらかというとこういう傾向がある程度の階級間差異しかないということです。階級間移動も、想像してたより多いなという印象です。

本書で焦点を当てたかったと感じるのが、アンダークラス。わかりやすくいうと非正規労働者です。いったん非正規労働者になってしまうと職能訓練を積む機会に恵まれる可能性が近くなり、なかなか抜け出せないという印象。それでも統計を見ると、結構な人が抜け出せているなという印象です。昭和時代の日雇い労働者やタコ部屋労働者などの深刻な立ち位置に比べて非正規労働者はカジュアル化している印象を持っていたのですが、やはりそんな感じです。

あと、アンケート結果を頑張って1冊の新書に仕立てたけど、A4用紙2枚で報告できないかなって思うことしばしでした。

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