« 入江喜和『たそがれたかこ』 | トップページ | 『遠い山なみの光』 »

2025.09.03

『忙しい人のための美術館の歩き方』ちいさな美術館の学芸員

タイトルから、タイパよく美術館を鑑賞するテクを紹介する本かと思っていたら、そうでもなかったです。この本はタイパを求めません。この本が求めているのは、頑張らない美術館の楽しみ方みたいなものでしょうか。どちらかというと、精神的な無理をすることなく美術館を楽しむための知識吸収のために詠む本といった感じです。

前半は、日本における美術館史的なもの。みんな美術館の展覧会に何を求めているんでしょうねって、この章を読むと思ってしまいますね。今でも人気展覧会は○時間待ちという大混雑のものがありますが、高度成長期はもっと大変だったんだろうなとか。

後半は、頑張らない美術館鑑賞のノウハウです。大雑把に言うと、美術館鑑賞を勉強にしないことと、アウトプットするということでしょうか。

勉強にしないためには、展示品を最初から一つずつ丁寧に見るのをやめることと、展示の説明文を読むのに全力を使わないこと。アウトプットは、美術館の展覧会を見たら、自分の言葉でSNSなどに書いて他人に読んでもらうこと。アウトプットをするためには、現地でのメモが必要です。美術館では鉛筆しか使えないことが、少しハードルを上げているような気がします。(木軸鉛筆を持って歩くのは何気に難しいですよね。)

単眼鏡、ほしいなぁ…

9784480076977_600
ちくま書房サイト

|

« 入江喜和『たそがれたかこ』 | トップページ | 『遠い山なみの光』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 入江喜和『たそがれたかこ』 | トップページ | 『遠い山なみの光』 »