« 日本地学協会地図講座「巡検C: 地形図を持って、河岸段丘の崖線、湧水、断層地形を観察しながら歩く」 | トップページ | 『青い壺』有吉佐和子 »

2025.10.23

『別冊暮しの手帖 あの人の読書案内』

読む本の選択は、自分の心の隠したい部分の現れだと思います。隠したい部分の集積が、本棚。本棚を見られてしまうのは、とても恥ずかしいことです。ツイッターで読書記録を書いている人たちは、その恥ずかしさを会館と思うマゾヒスティックな感性の持ち主かもしれません。そして、人の読書遍歴や本棚を盗み見ることにも、罪悪感と会館を感じてしまいます。その最たるものが、冒頭のエッセイ武田砂鉄さん「他人の本棚の写真が掲載されるたびに、その並びをチェックする」です。覗き見根性を隠そうともしないエッセイです。しかし、本書に出てくる本棚は作家などの本棚で、僕の本棚とは程遠くて落胆します。絶対に届かないし、目指すことすらできません。しかし、気になるこの人はこういうことに興味を持って生きているんだと知るのはとても楽しい。そういうのを垣間見ると、自分でも興味の幅が広がります。
誰かから誰かに本を勧めるというシチュエーションを作るのも、興味深いです。勧める人が勧められる人をどのように見ているか。そして、自分がどのような人間に見られたいか。勧める本の数冊のチョイスに、現れてしまいます。出してしまったら、あとの解説はもはや言い訳でしかありません。こういう記事を見ながら、僕があの人に本を勧めるシチュエーションがあったら、どの本を勧めるだろうかと妄想する時間も、楽しいものです。
Img_4403

|

« 日本地学協会地図講座「巡検C: 地形図を持って、河岸段丘の崖線、湧水、断層地形を観察しながら歩く」 | トップページ | 『青い壺』有吉佐和子 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 日本地学協会地図講座「巡検C: 地形図を持って、河岸段丘の崖線、湧水、断層地形を観察しながら歩く」 | トップページ | 『青い壺』有吉佐和子 »