« 2025年10月 | トップページ | 2025年12月 »

2025年11月の5件の記事

2025.11.15

珈琲屋 黒子

多摩センターに行く用事があり、せっかくだから近くを少しだけ散歩をしようかとGoogleMapを眺めていたら、永山駅と多摩センター駅の間くらい、買取大通りの近くにGoogleMapの評価が高い喫茶店があることに気づきました。なんでこんな中途半端なところに高評価の喫茶店?と疑問に思い、向かうことに。永山駅からこぐま保育園→デニーズ→北貝取小学校跡の経路で、貝取北センター(エステート貝取団地にある団地内商店街)まで、徒歩25分くらいです。11月中旬の晴れの日で、散歩にはちょうどいいくらいの気候と距離でよかったです。
Img_4569
目的の喫茶店があるのは↑こんなところ。団地内商店街です。こういうところにあるのは福祉事業所のカフェだったりすることが多く、今回もそのような店舗を想像していましたが、店舗の外観はこんな感じでした。
Img_4566
かなりおしゃれです。都会にある、本気のこだわりカフェっぽい店構え。店外にあるメニューを見ると、珈琲は10種類くらいのブレンド(いくつかはシングルオリジンかも)のホットコーヒーをドリップコーヒーで提供する、かなり気合の入った喫茶店です。デザートも最低限、珈琲だけで勝負している、ガチな感じです。このなかから「金獅子」をいただきました。ほわっと口の中に柔らかさが広がる、不思議な味覚の珈琲です。コーヒーの中のまろやかさだけ取り出したような感覚。こんな感覚のコーヒーは初めてかもしれません。これは、他の種類も試してみたいところ。

Img_4568

駅から離れた団地の中という場所にも関わらず、店内は満席に近く、ひっきりなしにお客さんが訪れていました。素敵な喫茶店を見つけることができました。

珈琲屋 黒子

| | コメント (0)

『宝島』真藤順丈

沖縄の人が、終戦から本土復帰までの米軍占領時代に何を思い、どのように生きてきたのか。戦果アギヤーと呼ばれた米軍用品窃盗軍団の若者の視点から描いた小説です。日本人は沖縄人を犠牲にして沖縄を米軍に明け渡し、米軍は沖縄人を蔑んで凌辱して苦しめる。この状況を帰るために、自分達は放棄しなければいけないという観念に囚われ、暑い血を滾らせます。
単なるヤクザ映画ではなく、沖縄人の日本人・米軍人に対する猜疑心を絡ませて感情を複雑に描いたことが実験的でもあり、重層的でもある作品に仕上がっています。彼らにとっての英雄とは、何を解決してくれる人物なのか。そして、安全な場所でぬくぬくとしているのでは英雄になれない、英雄になるには自ら危険な場所に飛び込んでいかなければいけない焦りが原動力のハードボイルド系の楽しみも味わえる作品でした。
いろんな思いが、コザ騒動に向かっていくのだという前知識はありながらの読書(聴書?)でしたが、徐々に時代がコザ騒動に近づいていく緊張感をもって聴き続ける感覚も面白かったです。
Img_4572

講談社文庫サイト

| | コメント (0)

2025.11.09

『サイコパスから見た世界』デイヴィッド・ギレスピー著/栗木さつき訳

以前の職場で、サイコパスへの対応に苦労したことが何度かあります。最も苦労したのは従来から悪名高い従業員の異動受け入れがあったことです。産休・育休明けの社員復帰を産休前の部署が要員充足を理由に断ったことから悲劇が始まりました。復職を断る本当の理由がその社員の扱いが面倒だからというのは誰の目にも明らかでしたが、人事が元職場での復職謝絶を受け入れて僕の職場への復職を決めてしまいました。これで、僕の苦悩が決まってしまいました。わがままなシフト希望や仕事の選り好みなど、職場での彼女の振る舞いは目に余るものがありました。他の従業員とのバランス(当時は育児中の女性への支援策に対する独身中高年女性の反発も強かったこともありましたが)を取るために彼女の希望を断ることも多々でしたが、僕の不在時に部署やフロアで大声で僕への不満を言い回っていると周囲から報告を受けました。(彼女は本書のジャスミンほど狡猾ではなく直属の上司である僕と課内くらいにしか視野が広がっていなかったのではないかと思います。)彼女に関するエピソードは尽きず、彼女への対応で僕は精神的にかなり衰弱してしまいました。同時期に他の従業員の疾患、休職もあり、被害は僕だけでなかったと言えるでしょう。対応策に困った僕が人事に相談するも、部署内で対処すべき問題であり、会社としては関与しない、カウンセリングの提供なども行わないとの一本槍で逃走の姿勢を崩しませんでした。そうして、事態は改善することなく時間ばかりが過ぎていきました。最終的に人事は問題を解消することでの対応ではなく、問題が発生する場所を変えるだけの対応を取り、僕はこの問題への対処から逃れることができました。この頃はサイコパスとはそもそも関わるるべきでないという知識もなく、上司である以上はこの問題に取り組まざるを得ないという責任を感じていました。本書を読んでから当時のことを思い起こすと、当時の対応がよくなかったことがわかります。こうなったら会社のためとか周囲のためとかは放っておき、自らの身を守ることを最優先に考えなければならなかったのですね。決定的なのは、サイコパスは決して治ることがないということ。僕は決して治らないものに対して改善の幻想を見ていました。本書に書いてある内容を予め知っていれば、当時の僕の対応は大きく変わっていたことでしょう。
別視点で本書で考えさせられたことがあります。こちらは自分自身のこと。本当は、自分には人に共感する能力なんて持っていなくて、共感すべき状況と共感の仕方を後天的に学んだだけではないかということ。実は自分はサイコパスなんだけど、そうであると社会生活に不便が生じることを過去に学んでいて(本書に出てくる本物のサイコパスはそんな学びをすることはできませんが)、単に学んだ通りに反応することで本当の自分を隠して生きているような気がして怖く感じてしまいました。本書を読んだ他の人たちは、この視点ではどのように思っているのかがとても気になります。
ところで、著者はかなりドナルド・トランプ嫌いですね。「そのウソのなかには〜メラニア・トランプは史上もっとも人気のあるファースト・レディである、などが含まれる」という文章に吹きそうになってしまいそうでした。そこは主観的な要素が大きく、それをウソと断言するのは相当トランプ嫌いじゃないとできないですよね。
Tempimagezmwiki

| | コメント (0)

Little Black Dog (リトル・ブラック・ドッグ)

飲食店が次々と閉店してしまったはるひ野駅入口交差点付近ですが、ドミノピザ跡地に「LBD」という看板が掛かっていることに気付きました。
Tempimagedjhhyh
線路側の駐車場から見たところ飲食店のようですが、まだ詳細はわかりません。店内のほとんどが厨房だったドミノとは違い客席に広くスペースをとっているようです。駐車場、線路に向けて開放的な店内だと想像します。南面が都県道に接していて日光の遮光のために道路側が壁になっているこの建物の構造をどのように克服するかに興味がありますが、飲食店に期待していたので繁盛してほしいです。
Tempimagetdgi8d
求人広告では火曜定休の8:30〜21:00のシフト制勤務時間で「アメリカン・スタイルの朝食、サンドイッチ、 肉料理など」「客席40席」だそうです。

▼ 2025/11/9 13:20追記

再度店舗の様子を見に行ったところ、店内から店主さんが出てきて挨拶されました。何ができるのかお聞きしたところ、アメリカンスタイルのレストランで牛・豚・鳥の肉料理を提供するほか、サンドイッチ、アメリカンスタイルの朝食(ウインナやソーセージ+卵料理)とのこと。営業時間は先の8時30分〜21時(上掲の勤務時間と同じですね。)とのこと。店内に招き入れてくださり、店内の様子も拝見できました。4人がけ丸テーブルが7卓、4人がけカウンターテーブルが2卓、4人がけソファ席が1卓の40席構成です。店内中央には大型モニターをせっち。スポーツ観戦などの用途を検討されているとことです。店内の写真を撮影していいですか?とお聞きしたところ、わざわざ照明まで点けて撮影許可をいただきました。

Tempimagertums7Tempimagejjvsdy

大きな窓の前に電車が通ることを店主は気にされているようですが、たまに電車が通ることは景色のいいアクセントになると、僕は思います。お子さまたちも喜びそうですしね。

来週か再来週にオープン見込みとのこと。開店が楽しみです。


Little Black Dog 川崎市麻生区黒川815-2

| | コメント (0)

2025.11.02

『ひとつの机、ふたつの制服』

進学校の受験に失敗して、進学校の夜間部に通うことになった女子高校生。全日部の同級生と友達になるものの、常について回る劣等感との付き合い方を描いた映画です。ニコールキッドマンも、裕福な家庭で育ち全日制に通う友達も、手の届かないところにいるのか。母子家庭で貧困、母親の微妙な価値観が、エリート層から取り残されている感覚をより増幅させます。現代でなく、90年代後半の台湾という時代設定もいい。現実感と非現実感のちょうどよい混ざり具合でした。東洋的な競争社会は熾烈だけど、それぞれが苦難を乗り越えられればみんなに幸せが訪れる期待。

Img_4481

| | コメント (0)

« 2025年10月 | トップページ | 2025年12月 »