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2025.12.25

『理科系の作文技術』木下是雄

文書作成技術の本として定番の一冊。初版1981年と古いものの、半世紀近くたった今でも役に立つ文書作成術です。この本が半世紀前に書かれていて、その後半世紀間われわれは進化しなかったのかと反省するくらいに。

理科系の作文というジャンル設定も珍しいもの。文章が伝える(1)心情的要素(2)事実(3)意見 のうち(1)心情的要素 を潔く排除する。事実と意見だけを、結論を優先して、大胆に言い切って、簡潔に書く。たったこれだけのことで、読みやすくなる。

本論の記述の順序として、概観から細部へと、寄り道せずにまっすぐに書けというのは、バーバラ・ミントの教科書にも説かれていること。理科系に限らず、仕事の文書というものはそういうもの。寄り道しながら楽しむ文書は、娯楽の文芸だけにとどめておくべきですねImg_4900

理科系の作文技術 - 中公新書

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