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2025.12.21

『博士が愛した論文』

19人の研究者に「偏愛論文を教えて下さい」と聞く企画。さまざまな研究者の興味のポイントを聞くことができる企画です。

主に、自分がその分野の研究にのめり込むきっかけとなった論文を挙げる人が多いのですが、なかにはイグノーベル賞のようなわけのわからなさに興味を惹かれて、その論文を挙げる人もいます。

その一つが、ネズミの回し車。ハムスターのケージに回し車を入れておけば、ハムスターが夜な夜な回し車に入ってくるくる回すのはよく知られていること。でも、回し車を回すことで得られることは何もない。狭いケージに入っているハムスターは運動不足解消のために回しているんだったら、野生空間に回し車を置いたらどうなる?こういうことを論文にする人がいるんだなと思います。

19人の幅広い科学者の寄稿を読むので、いろんな研究者がいろんな研究者に触発されて研究しているのだということに改めて感心してしまいます。正直、そんな研究にのめり込んで何か成果を出したとしても世の中の役に立つのか?という研究が過半に思います。でも、どうでもいいように見える研究の成果が、次の世代の研究のきっかけにつながり、人間が世の中を見る幅はどんどん広がっていくのです。

紹介された論文よりも、それをきっかけにいろんな分野の研究者が何を考えているかを知れたことが、よかったと思います。

日経BOOKプラス

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