人生のなかの刹那、交わることのない糸と糸がほんの少し触れて発火しそうに熱くなります。このまま絡みついて燃え殻になってしまうか、強い意志で引き離して、交わることのないように細心の注意を払うか。
何も破壊せず、何も触れなかったように振る舞うこと。それは、発火すると自分だけでなく周囲も巻き込むこと、周囲への愛情も備わっていること、周囲との関係にも責任があることからです。そして、相手がそのように振る舞うことへの配慮も愛なのです。引き離すことが相手の幸せになる。熱かった刹那は心の奥底にしまっておく。誰も傷つけないですむようになるまでは。その奥底に流れた、長い時間を思います。

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