『あさお誕生ものがたり』
川崎市政100周年記念事業で作成された記録映画。百合ヶ丘開発から新百合ヶ丘農住都市開発あたりの「麻生区」ができた頃の開発の思いと苦労をアーカイブ映像を交えながら伝える短編の映画です。この頃の先人の苦労を礎にして、いまの新百合ヶ丘を中心とした住みやすい麻生区があります。機会をつかんで記録し、記憶を伝播することが大切です。
この映画は2024年の区民まつり、その後にイオンシネマで上映されました。その時は観に行くことができなかったのですが、柿生郷土資料館でカルチャーセミナーとして上映されることを知り、訪れました。武道館に120席ほどのパイプ椅子が並べられての鑑賞会。そのあとに、プロデューサーの芦澤浩明氏のトークでした。
短編映画ではまちづくりの大変さを、芦澤氏のトークでは映像づくりの大変さをきくことができました。街も記録も、どうやって残していくかが課題ですね。街に住むことで育んでいく我々にできることが何かはわかりませんが、残していくお手伝いができればと思います。